1年生臨床検査学基礎実習3週目
2011年6月29日「臨床検査学基礎実習」担当、福島です。
月曜日は、生理学検査として、「心電図」と「呼吸機能検査」を体験します。
「心電図」、「呼吸機能検査」は、2年生の「生理機能学」で習うので、
実習に先立ち、簡単な説明を石黒先生がしてくれました。
「心電図」は、肢誘導だけなので、4つの電極を手足につければ、簡単に心電図を記録することは出来ます。
しかし、今年は、外気温が高くて、患者役の学生が汗をかいてしまい、
基線が動揺し、なかなか上手に記録が出来ませんでした。
また、記録までは簡単にいきましたが、
その後、心電図波形の計測を行いました。
細かい波形の計測なので、皆、定規と格闘です。
1mm以下も正確に読まないと異常波形になってしまいます。
また、思いの外、波形の個人差も大きいので、
見本の心電図と見比べるのに苦労しました。
RR間隔を5ヶ所測って、心拍数を出しました。
心拍数は、人によって、55~95/分と個人差が大きかったです。
「呼吸機能検査」は、息を吸ったり、吐いたり、によって描けるスパイログラムの検査をしました。
「吸って、吐いて、吸って、吐いて、
次は、吐けるところまで吐いて、吐いて、吐いて、
はい、吐けなくなったら、吸って、吸って、もっと吸って、 ふつうの呼吸に戻ってください」と的確に声がけをしないといけないのですが、
友達同士なので、恥ずかしがって笑ってしまったり、
初めに、吐かせるのを、「吸って!!」と声をかけてしまったり、
患者役の学生が声かけをした通りに動いてくれなかったり、
電極をつければ波形の出てくる心電図とは異なり、かなり苦労をしました。
苦労をして波形(スパイログラム)をとったら、また、計測です。
スパイログラムより、「肺活量」「1回換気量」「予備呼気量」「予備吸気量」を計算で出します。
3週間にわたる「臨床検査学基礎実習」が終了しました。
どうも人気は、高橋先生、青柳先生担当の血液型の検査のようです。
私の担当の内容は・・・・・・・計測、グラフ書きが多いので、不人気です。
来週は、6人ずつ班になり、各項目について実習内容の発表会を行います。
ちゃんと考察して、発表できるのかな??お楽しみに!