Archive for 2月, 2012
「スポーツ栄養実践指導者®」資格認定証授与式
2012年2月28日スポーツ栄養実践指導者®認定事業専門委員会です
2月9日(木)に坂戸キャンパス12号館12303教室にて、「スポーツ栄養実践指導者®」資格認定証授与式が行われました。
「スポーツ栄養実践指導者®」は栄養と運動・スポーツの両面から健康指導を行うことができる知識と技能を有すると認められた者に本学が認定する資格です。本資格の運動指導科目については、公益法人日本体育協会基礎運動指導資格「スポーツリーダー」講習会免除適応を受けました。この「スポーツリーダー」資格に本学の栄養、運動指導等の健康づくりに関わる科目を組み合わせたのが「スポーツ栄養実践指導者®」資格です。
本資格養成カリキュラムは、平成20年度より保健栄養学科栄養科学専攻スポーツライフサイエンス科目群としてスタートし、今回42名の第一期生が誕生しました
また、栄養科学専攻以外の本資格取得希望者は、平成27年度より認定事業運営委員会が定めた科目の履修と試験に合格することにより取得が可能となります。
認定証授与式においてスポーツ栄養実践指導者®認定事業運営委員会・会長であります香川芳子学長より、健康指導は栄養と運動を組み合わせて行うとより効果的であるが、現在の指導は栄養または運動のどちらかに偏りがちであるけれども、このたび誕生した本資格取得者には、栄養と運動の両面から指導できる栄養士として人々の健康づくりに貢献していって欲しいとのご挨拶がありました。続いて、本資格の構想から関わっている林修前栄養科学専攻学科長、藤巻わかえ栄養科学専攻学科長、染谷忠彦理事によるご挨拶の後、この資格に関わる専門委員会委員が紹介されました。
認定書は、香川芳子学長より栄養科学専攻4年酒井冨美さんに代表として最初に授与され、その後、出席した取得者全員に授与されました。
結びに五明紀春副学長より、皆さんには本資格第一期生の自覚を持って活躍していってほしいとの結びの辞がありました。
インフルエンザ、ピーク越えに
2012年2月27日人間医科学の藤巻です
2月も末というのに、とても寒い日が続いています。61年ぶりの寒さとか …
今年はインフルエンザが流行りましたが、全国的にはようやくピーク越え
全国での定点観測(☜定点の意味についてはココをクリック)は、1月30日〜2月5日の42.6をピークに、2週連続して減少して2月13日〜2月19日は35.4です。
まだ30 以上ですから、警報レベルではありますが。
また埼玉県は50.4で、グラフのようにまだまだ流行中のイメージですが。(http://www.pref.saitama.lg.jp/site/surveillance/srv-flu.html)
それでも、外来で患者さんを診ておりますと、段々終息かな、という気がします。
インフルエンザの流行は、はじめはインフルエンザA型が主流で、後半になってB型がみられるようになります。
数週間前からそのB型がみられるようになりましたし、先週からは患者さんの数自体が少なくなってきました。
一雨ごとに寒さが緩むといわれるこの時期、
どうのこうの言っても、確実に春に向かっています。
受験シーズンも終わりつつありますが、3月18日には管理栄養士国家試験もあります。
最後の最後に体調を崩さぬように、皆様、元気でお過ごし下さいね
埼玉県医学検査学会と本学卒業生の活躍
2012年2月22日「臨床検査学コース」の石井です
私は本学保健栄養学科臨床検査技師課程(現在の保健栄養学科栄養科学専攻)の卒業生で、日本臨床衛生検査技師会と埼玉県臨床検査技師会(http://www.ne.jp/asahi/sairingi/home/)の会員です。
先日、2月5日(日)に(社)埼玉県臨床検査技師会主催の第40回埼玉県医学検査学会(会場;大宮ソニックシティ)に参加してきました。
検査技師会は、学会の開催だけでなく、種々の研究班に分かれて勉強会を主催したり、泊りがけで研修会を行ったりして勤務先の異なる技師さんたちの交流の場となっています。現場の技師さんたちは卒業してからも忙しい日々の中で新しい知識や技術を勉強されています
さて、埼玉県医学検査学会ですが、予め要旨集(発表される演題プログラムと内容を簡単まとめたもの)が送られてきます。市民公開講座、研究班セミナー、検査毎に分かれた種々の一般演題発表等々、興味ある内容がたくさんかかれています。
これをぱらぱらと見ていましたら卒業生の名前を見つけました。当研究室で卒業研究を行っていた2007年度の卒業生の1人です。彼女(Iさん)が学会で発表する、と嬉しくなり、頑張っている姿を見に行き、ぜひ発表を聞きたいと思いました。
当日、発表会場は立ち見の方もいるほどの盛況ぶりでした。そんな大勢の聴衆のいる中で、緊張した様子ながらもIさんは一般検査(尿や髄液等を検査します)業務の中での症例報告を発表していました。
現場で初めて検出された症例を周りの検査技師スタッフの皆さんやドクターとよくコミュニュケーションを取りながら判断し、迅速に対応したことで患者様の診断のお役に立てた、とのことです。彼女は現場を代表しての発表だったかもしれませんが、発表を任せられるようになるまで日々頑張っていることに本当に嬉しく思いました。
他にもIさんだけでなく栄養士資格を持つ本学の卒業生らしく、免疫調整栄養製品を使った患者様への使用調査を発表していた卒業生もいましたし、運営側の一員として受付業務を担当している卒業生にも会うことができました。
今回の学会参加は自分自身のためだけでなく、頑張っている卒業生に会うことができた収穫の多い一日となりました。
これからも栄養大で学んだ栄養学の知識を生かしつつ、臨床検査技師として活躍する卒業生に会えることを楽しみに学会に参加しつつ、自分も卒業生に負けないようにもっと勉強したいと思います
1つ残念だったのは、定期試験の真っ最中の3年生や国家試験勉強中の4年生を誘って一緒に行けなかったことです。この学会は学生の参加費は無料!なのです。またの機会に学生さんにもアナウンスをしたいと思います。
さて、4年生の皆さんはいよいよ本日、22日が臨床検査技師国家試験本番です。もう午前中の試験が始まった時間でしょうか。皆さんがこれまでの頑張りを十二分に発揮できますように。
そして卒業後にどこかの学会や実習病院先でお会いできると嬉しいですね
生理機能検査の実習中です
2012年2月20日人間医科学の藤巻です
只今、生理機能検査の実習中です。
臨床検査技師をめざしている3年生の実習です。
生理機能検査は、皆様おなじみの心電図や、脳の活動状況をみる脳波、内臓の様子をみる超音波検査がメインです。
いずれも、患者さんの体に直接触れて行う検査なので、患者さんとのコミュニケーションが重要です。学生同士、検査技師になったり、患者さん役になったりして、検査をすすめます。
始めは、機器の操作だけに精一杯だった学生さんも、慣れてくるにつれて、
「これから検査を始めますからね。」
「大丈夫ですか?」
「ハイ、タオルをかけますからね。」
など、患者さん役の友達に声かけして検査を進めるようになりました
今回はラッキーなことに、次年度から赴任される予定の女性医師が来校されました。病院で画像検査を実際に行っている方です。お願いして、特別に指導に入って頂きました。
お腹の超音波検査で、「膵臓がうまく見えません」という学生さんに、
「膵臓は難しいけれど、ここに見えているのがそうよ」
「これが膵臓?」
「そうそう、ここの血管を指標にすると良いのよ。とっても上手よ」
と、手をとって指導して頂き、学生さん達は「超音波って面白い!」と
大喜び。
そうです、「面白い!」という思いが、さらなる学びへの原動力になります。
これから5月にもう一度実習があって、7月からはいよいよ病院実習。
そして、1年後の今頃に国家試験を受けて、臨床検査技師として働くようになります。
これからがとっても楽しみな学生さん達です。