埼玉県医学検査学会と本学卒業生の活躍
2012年2月22日「臨床検査学コース」の石井です
私は本学保健栄養学科臨床検査技師課程(現在の保健栄養学科栄養科学専攻)の卒業生で、日本臨床衛生検査技師会と埼玉県臨床検査技師会(http://www.ne.jp/asahi/sairingi/home/)の会員です。
先日、2月5日(日)に(社)埼玉県臨床検査技師会主催の第40回埼玉県医学検査学会(会場;大宮ソニックシティ)に参加してきました。
検査技師会は、学会の開催だけでなく、種々の研究班に分かれて勉強会を主催したり、泊りがけで研修会を行ったりして勤務先の異なる技師さんたちの交流の場となっています。現場の技師さんたちは卒業してからも忙しい日々の中で新しい知識や技術を勉強されています
さて、埼玉県医学検査学会ですが、予め要旨集(発表される演題プログラムと内容を簡単まとめたもの)が送られてきます。市民公開講座、研究班セミナー、検査毎に分かれた種々の一般演題発表等々、興味ある内容がたくさんかかれています。
これをぱらぱらと見ていましたら卒業生の名前を見つけました。当研究室で卒業研究を行っていた2007年度の卒業生の1人です。彼女(Iさん)が学会で発表する、と嬉しくなり、頑張っている姿を見に行き、ぜひ発表を聞きたいと思いました。
当日、発表会場は立ち見の方もいるほどの盛況ぶりでした。そんな大勢の聴衆のいる中で、緊張した様子ながらもIさんは一般検査(尿や髄液等を検査します)業務の中での症例報告を発表していました。
現場で初めて検出された症例を周りの検査技師スタッフの皆さんやドクターとよくコミュニュケーションを取りながら判断し、迅速に対応したことで患者様の診断のお役に立てた、とのことです。彼女は現場を代表しての発表だったかもしれませんが、発表を任せられるようになるまで日々頑張っていることに本当に嬉しく思いました。
他にもIさんだけでなく栄養士資格を持つ本学の卒業生らしく、免疫調整栄養製品を使った患者様への使用調査を発表していた卒業生もいましたし、運営側の一員として受付業務を担当している卒業生にも会うことができました。
今回の学会参加は自分自身のためだけでなく、頑張っている卒業生に会うことができた収穫の多い一日となりました。
これからも栄養大で学んだ栄養学の知識を生かしつつ、臨床検査技師として活躍する卒業生に会えることを楽しみに学会に参加しつつ、自分も卒業生に負けないようにもっと勉強したいと思います
1つ残念だったのは、定期試験の真っ最中の3年生や国家試験勉強中の4年生を誘って一緒に行けなかったことです。この学会は学生の参加費は無料!なのです。またの機会に学生さんにもアナウンスをしたいと思います。
さて、4年生の皆さんはいよいよ本日、22日が臨床検査技師国家試験本番です。もう午前中の試験が始まった時間でしょうか。皆さんがこれまでの頑張りを十二分に発揮できますように。
そして卒業後にどこかの学会や実習病院先でお会いできると嬉しいですね