オープンキャンパスアンケートへのご回答:14
2016年8月23日「臨床検査学コース」福島です。
8/20,21のオープンキャンパスにも多数のご来校ありがとうございました。
保護者の方より、「就職活動のタイミングが授業に被るのでは、と疑問です。4年次のスケジュールの1例(ある学生の1週間の授業日程、など)を明確にしてくだされば分かりやすかった。もし大学側で就職活動を考慮した授業をおこなっているのであればその有無を回答ください。」というご質問です。
臨床検査学コースにチェックがありましたので、
臨床検査技師の就職についてご回答いたします。
まず、4年次の学生のスケジュールです。
4月~6月中旬
ほぼ毎日、大学内で実習を行います(9:20~16:30)。
7月~10月中旬
臨地実習期間(3ヶ月)、2週間の夏休みを含みます。
10月中旬~国家試験(2月下旬)
ほぼ毎日、対策講義。
毎週、模擬試験。
2月下旬:臨床検査技師国家試験。
3月10日頃:卒業式
3月末日:臨床検査技師国家試験合格発表
病院の臨床検査技師の採用は、基本的には、補充採用です。
(定年退職でわかっている場合は、求人が早く来ますが、
退職届を受理してからの求人は、年明け頃からです)
公立病院の採用試験は、7月下旬から9月中旬頃
試験は、日曜日が多いです。
平日が試験の場合は、臨地実習をお休みして採用試験を受けます。
大学付属病院など、技師数が多いところは、
7月頃から求人票が大学に届きます。
中小規模の病院や診療所は、11月頃から3月、4月以降まで求人票が来ます。
また、就職活動は、病院見学→筆記試験→面接と
進む場合が多いですが、
筆記試験と面接が同日に行われる場合もあり、
面接も多くても3回程度です(1~2回が普通)。
従って、臨地実習や対策講座をお休みしながら、
計画的に就職活動をすることになります。
模擬試験は、受けられなかったら後日受験が可能です。
一般的な企業の就職のように、
100社にエントリーシートを出して、
毎日のように、企業セミナーに通って、という就職活動ではありません。
よほど高望みをしない限り、
2、3ヶ所の病院を受ければ、内定がもらえる、という学生が多いです。
また、国家試験前に、内定している学生は、半分程度。
国家試験終了後に、就職活動を始めても、
ほとんどの卒業生は4/1から仕事をしています。