3年生「遺伝子検査学実験」中間報告
2011年8月10日「遺伝子検査学実験」担当、福島です。
今日は、アルデヒド脱水素酵素の遺伝子多型の実験を行いました
アルデヒド脱水素酵素というのは、お酒(エタノール)代謝に関する酵素です。
アルデヒド脱水素酵素の活性が高い人は、お酒(エタノール)に強く、
アルデヒド脱水素酵素の活性が低い人は、お酒(エタノール)に弱いです。
この活性の高い、低いは、遺伝子(DNA)のちょっとした違いによるのです。
この違い(多型)を調べる実験を行いました
昨日、口の中の細胞を、綿棒で採取
細胞からDNAを抽出
PCR反応
一晩かけて、制限酵素反応
電気泳動
と2日間に渡る長いステップを経て、やっと、今日、結果が出ました
実験を行ったのは、3年生なので、みんな、飲酒経験があります。
従って、結果が出ると「やっぱり、お酒に弱い遺伝子をもっていると思った」
とか、「やっぱり、お酒に強いよねーーー」
納得の声が次々に聞かれました。
明日からは、遺伝子組換え実験を行います
緑蛍光に光る大腸菌が出来る予定です。お楽しみに