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第1回 科学専攻キャリア•イノベーションセミナーが開催されました!

2013年10月29日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

apple.gif 学科長の藤巻です。

 

bud.gif 10月19日に学園創立80周年記念事業として科学専攻キャリア•イノベーションセミナーを行いました。今回は「多様な働き方がある!」をテーマに、在校生を対象として、いろいろな分野で活躍する卒業生を囲んでお茶を飲みながら親しくお話して自分のキャリアプランを考える会でした。

セミナーには在校生が100名以上参加。卒業生は14名も来て下さり、講師やファシリテーターをお務め下さいました。何人かの在校生は教員とともに運営にあたってくれて、手作りのとても良い会でした。

 

loveletter.gif さて、卒業生のKさんから、さっそく参加レポートが届きましたので、ご紹介します。Kさんは「食を通して人々の健康意識の向上、生きがいの強化をサポートすること」をコンセプトにフリーランスの栄養士としてイキイキと活動をしている、とても素敵な方です。

 

heart04.gif 第1回キャリア•イノベーションセミナーに参加して heart04.gif

第1回キャリアイノベーションセミナーは、11のテーブルに分かれて進められました(1テーブル10人以内)。各テーブルには、卒業生が1人と司会進行の在校生がつき、さらに、私を含めた3名の卒業生は、担当テーブルを回って進行がスムースにいくよう、適宜アドバイスをする「ファシリテーター」役を任されました。

学生さんにとって、「将来がなんとなく漠然としている……」「就職時に、どう対処したらよいかかわからない……」などといった不安を口にすることができる場がある人とない人では、これからの対処の仕方がずいぶん違ってくるのではないかと思います。

在校生が、小声でご自分の悩みを打ち明けたとき、卒業生が「そういうことってあるよね。そうそう」とうなづいてくれたり、「食品会社の入社試験はどのようなものでしたか」という質問にも的確にアドバイスしてくれたりする機会を持ったことは、在校生の今後を考えたとき、とても有効なことではないでしょうか。

卒業生にとっても、「自分の仕事の内容を、後輩に魅力的に話すことができたか」「一方的に自分の話ばかりしてしまったのではないか」「母校を共にする仲間に対して、先輩ぶらず、やさしく、ていねいな言葉で話すことができたか」「一部の人だけにではなく、その場にいた全員に話しかけることができただろうか」……などなどを自問し、自省するよい機会になったようにも思います。

私の場合、参加させていただくにあたり、自分の仕事を見つめなおすきっかけにもなり、それを魅力的に伝えるトレーニングの場ともなりました。

在校生にやさしく接しておられる先生がたを拝見していると、温かい気持ちになりました。かつて私たちもこんなふうにサポートしていただいたんだと……。学生時代にはわからなかったことが、参加させていただいたことで見えてくることがありました。その1つは、先生方の支えがあったからこそ、いまの私たちがあるのだということです。

このイベントを、来年も再来年も、ぜひ継続しておこなっていただきたいと願います。