我らが学長先生はカメラマン

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apple.gif 学科長の藤巻です

 

bud.gif 学長の香川芳子先生は、いつでもどこでもカメラを持ち歩き、微笑みながらパチリとなさいます。ふとした瞬間に撮られるのに、写真がブレないのは、なかなかのプロの腕です。

何故でしょうか?

これには、長~い歴史があるようです。

 

book.gif 今を去ること50年以上も前、まだ学長先生がお若かった頃、研究室で研究をなさっていたころのことです。

研究者というのは、常にup-to-dateの論文を読んで最新情報を得なければなりません。それで、研究室に届けられる新着医学雑誌の論文を皆で読むわけです。

しかし、論文をしっかりと読み込むためには、相当の時間がかかります。その間、もし自分がその専門誌を手元に抱え込めば、他の人が困ってしまいます。

当時はコピーもなかった時代です。もちろんパソコンもなく、ネットで情報ゲットなんてできない時代。

というわけで学長先生が何をなさったかというと、カメラで論文をパチリと撮影したのです。それをご自分で現像して、読んだというのです。

 

clover.gif カメラ自体が貴重だった時代。

学長先生がお使いになったカメラは一眼レフだったそうです。

今のようなデジカメではありませんから、撮影がうまくいったかどうかは、現像してみないとわからない。さぞかし暗室でドキドキされたこととお察しします。

ともあれ、そんな先生の学問に対するpassion(情熱)で、カメラマンとしての腕が培われたようです。

 

apple.gif 見習うべきは、カメラマンとしての腕ではなくて、学長先生のpassionかな、と感じ入りました。

 

家庭科教育学研究室 仙波です。

だいぶ前になってしまいましたが4月24日に行った科学専攻1年生の 教職プレセミナー 第2、3回目の内容をお知らせします。1年生には大好評だったのですが、覚えていますか?サポートして下さった4年生も材料分けや実習準備が教育実習の調理実習の指導に役立つと言ってくれました。

今回は当日の準備をやってくださった家庭科教育学研究室 実験実習助手 石川梨都先生からのレポートです。尚、今回、ウーピーパイで有名なお店に「パイ生地だけを納入して下さい」と交渉してくださったのは石川さんです。冷凍で納入されたパイ生地を大きな冷凍庫に保存させて下さった給食システム研究室の堀端先生にも感謝!では…石川さんより。

「アイスブレーキングから、家庭科教職コース独自の学びを考える活動へ」 という内容で、31名(1名欠席)が出席し、家庭科の学びである「団欒と食」について体験を通して学ぶワークショップを行いましたicon_biggrin.gif

 

それぞれ3種類(ココア・ストロベリー・キャラメル)のWoopie Pie にデコレーションnote.gifnote.gif

同じグループの誰かに食べてもらうために思いをこめてheart04.gif

ところで Woopie Pie をご存知ですか?

ほとんどの学生も知らなかったのですが、アーミッシュの伝統的なお菓子で、テレビドラマの中に出たことでNew Yorkでブレイクしたあと、日本でも人気が出てきました。

名前の由来は、食べたときに美味しくて子どもたちが「Woopie!」(わぉ!)と叫んだことからついたそうですhappy01.gif

 今回は、人気のお店からpie生地だけを納入して頂き、フィリングはマシュマロフラフ(バニラとストロベリー)ですheart01.gif

生地とマシュマロフラフの相性もバッチリで、Woopie!と叫びたくなるほど美味しかったですscissors.gif

 

デコレーション、みんなとっても素敵に仕上げていましたsign03.gif

直径6cmのしっとりやわらかな生地の上に、コルネに入れたアイシングで繊細に書いていますwink.gif

 

デコレーションが完成したら各班でティータイムcafe.gif

 

 

 

 

 

 

楽しい作業は、お互いの緊張を解くだけでなく、これからみんなで頑張れる仲間作りの一歩となったようですicon_razz.gif

 

グループごとに、高校生までの家庭科の学びの中で自分も教師として指導したいと思ったことや楽しかったこと、今の自分に役立っていることなど、家庭科教職コースを履修しようとするきっかけを語り合いました。

また、自分たちがこれから頑張ろうと思うこと、あるいは不安に思うことなどについて、先生方や教職を目指す4年生からアドバイスを頂き、教職を目指す人も迷っている人もキャリアプランについて考える良い機会になったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美味しい Woopie Pie と数種類の紅茶をいただいた後は、お茶の文化について高津先生のミニ講義がありました。

 

プレセミナーについて

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「臨床検査学コース」 福島です。

 

栄養科学専攻では、平成24年度入学生より、

「臨床検査学コース」「家庭科教職コース」

「健康スポーツ栄養コース」「食品安全管理コース」の4つのコースの何れかに所属しますgood.gif

 

icon_biggrin.gif各コースの定員はなく、自由にコースを選ぶことが可能ですicon_biggrin.gif

 

1年前期に開講される、「初期体験学習」としての「プレセミナー」や

夏休みに行われる「フレッシュマンキャンプ」とその「事前学習」などで

各自、適正を判断しながら、決定します。

1年後期からは、決めたコースの授業を中心に学んでいくことになりますhappy01.gif

 

最近、ブログでお伝えしている「臨床検査学基礎実習」は、

「臨床検査学コース」の「プレセミナー」にあたります。

また、栄養科学専攻では、全員が栄養士資格を取得しますので

「栄養士プレセミナー」もあり、

「栄養士についての学びと同時に,さまざまな栄養士の仕事を知り,栄養士についての理解を深めた。」

ようです。

 

臨床検査学コース、福島です。

昨日、6月14日19:00より、女子栄養大学駒込校舎「松柏軒」にて、

臨床検査技師を目指す4年生と臨床実習指導者(病院実習先の先生方)との懇談会、「わかば会」が開かれました。

この「わかば会」は、4年生と臨床実習指導者との出会いの場として、毎年、行われています。

今年の臨床実習は、7月2日から10月12日の間の3ヶ月間、全国29施設でお世話になります。

大学のある埼玉県、近郊の東京都、千葉県、神奈川県、群馬県、栃木県、茨城県の実習先が8割ですが、

帰省先の福島県、長野県、静岡県、石川県で臨床実習を行う学生もいます。

今年の「わかば会」は、臨床実習施設の先生方 54名、この4月の卒業生 12名に

4年生学生、教職員を加えて、130名の参加で行われました。

この4月の卒業生は、これから臨床実習に伺う緊張した4年生と臨床自習先の先生方との橋渡しを上手にしてくれていました。

感謝happy01.gifです。

また、臨床実習先の先生方の中にも卒業生が7名参加してくれていました。

直接は知らない先輩でも同窓生というのは、安心するものです。

母校に関する共通の話題がありますからね。

 

「わかば会」が終了して、臨床実習に出るまでには、あと、2週間あります。

この間に、実習生は、各臨床実習先の病院に挨拶に伺い、7/2から、臨床実習が始まります。

暑い夏の3ヶ月間、新しい環境での臨床実習になりますが、頑張ってきて欲しいと思いますgood.gif  

臨床検査学基礎実習 その2

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続いては、高橋先生・青柳先生担当の実習②です。実習②では、免疫学として「ABO式血液型の検査法」と、微生物学として「常在細菌の培養、観察、細菌の増殖の測定」を行います。

血液型の検査では、今まで思っていた血液型と違う結果が出た学生さんもいたようですが、これまでに大きな病気やケガをしたことがなければ、きちんと調べる機会もないかもしれませんね。また、生まれたばかりの頃は、健康で元気で、きちんと検査をしても違う結果が出る場合もあるので、その時の結果のままだったのかもしれません。

次に、微生物学の検査法の様子です。まずは、細菌の培養方法や観察方法を学びます。細菌は、名前の通りとても小さく、菌によってさまざまですが、1μm程度(1mmの1/1000)なので、そのままでは目で見えません。目で見えないと観察はできないので、まずは肉眼で観察できるよう「培養」を行います。

「培養」とは、細菌が生きているように、栄養素など工夫した寒天(培地、といいます)に細菌を塗り(画線、といいます)、37℃の中で一晩培養します。そうすると、どんどん増えて細菌の集団ができ、目に見えるようになります。これを「集落」とか「コロニー」といいますが、私はこの集落を見るのが好きです。今回は、血液寒天培地(赤)とBTB乳糖加寒天培地(黄色~緑)を使いました。

このままでは細菌がどんな形をしているか分からないので、「グラム染色」を行い細菌に色をつけて顕微鏡で観察します。染色をすると、紫色に染まる菌と、赤に染まる菌に分かれ、丸や細長いなど、菌の形も分かります。

細菌の増殖の測定では、細菌がどのぐらいのスピードで増えていくかを測定しました。大腸菌は約30分で二分裂をするので、1個の大腸菌は6時間後には約4000個にも増えるのです。なので、1μmの細菌が、一晩培養することで集落を作るのですね。

この班の学生さんは、来週は福島先生と石井先生の実習です。初めてのことばかりで勉強することも多くて大変だと思いますが、4月に入学した一年生が、臨床検査技師への第一歩を踏み出しました。