インフルエンザ流行がピークに!
By 管理者. Filed in ニュース, 臨床検査学コース |
前 学科長の藤巻です。
今日は本学の一般二期の入学試験でした。皆様、元気で受験できましたでしょうか?
何といってもこの時期、気になるのがインフルエンザ。まさに流行のピークに突入し、全ての都道府県で注意報か警報レベルです。埼玉県もご覧の通りです。
私も毎週、都内の小児科クリニックで患者さんを診ていますが、半分前後がインフルエンザの患者さんですし、 ワクチンをしたのにという方もいらっしゃいます。
ワクチンをしても?と思われるかもしれませんが、万全ではありません。
インフルエンザの原因インフルエンザウイルスは、AとBというだけではなく、とっても沢山の仲間がいます。ワクチンは、A型とB型から各2つ、合計4つのウイルスを選び、それをもとに作られています。このウイルス選び、今度はどのウイルスが流行しそうか予め予測して決めます。
でも現実には・・・
予測が外れることがある。ほんの僅か違ってもダメ。免疫って、それほど厳密だから。
それに、ウィルスは的中しても、製造過程で効果が減弱する場合があります。
さらに、本人の体調によりうまく免疫がつくかどうか、、、本当にさまざまな落とし穴があるのです。
それにも関わらず、ワクチンはとても重要な予防策です。日本では過去にワクチンをする人が激減して、インフルエンザ関連で死亡する人が激増した苦い経験があります。ですので、これからも、シーズン前にはワクチンを受けて頂きたいです m(_ _)m
ただ、ワクチンをしたから大丈夫、と過信せずに、うがい、手洗い、マスク、そして、栄養と睡眠時間の確保もお願いします。万一発熱したときは、自分のためにも周囲の人のためにも、早く診断してもらって治療をうけましょう。検査は鼻の孔から綿棒をいれて行います。約10分で、写真(下)のような形で結果が出てきます。
2週間後の2月22日には、科学専攻の臨床検査学コース4年生が臨床検査技師の国家試験(←ココをクリック)を受験します。体調もよろしく、全力を尽くせますように!