オープンキャンパスアンケートへのご回答11
By 管理者. Filed in ニュース |「臨床検査学コース」福島です。
「栄養士教育」に関する質問欄に、
高校3年生の方から、
「解剖の実習はありますか?」というご質問です。
栄養科学専攻の栄養士教育の中で
実験動物の解剖の実習があり、
「栄養生理学実習」という科目です。
http://syllabus-pub.jp/eiyo-ac/index.html
栄養学の研究に、実験動物は不可欠です。
この実習で、動物実験の重要性を学び、
実際に、実験動物を用いた飼育実験を行います。
具体的には、
「タンパク質欠乏食を与え、ラットを飼育し、最後に解剖」を行います。
座学の授業で「タンパク質の重要性」は習いますが、
実際に、エサをラットに与え、体重にどのような差が出るかを実験します。
また、栄養士教育の中で、「人体の構造と機能」を理解することは
栄養指導を理解するためには、欠かせません。
人体に関して、座学の授業で「解剖生理学」等を学びますが
臓器の位置大きさなど三次元的な配置を含め
理解するために、
ラット(大型のネズミ)の解剖を行います。
私は、実践栄養学科の動物実験を担当していますが、
解剖がダメな学生も少なからずいます。
初めから最後まで泣いている学生もいますし、
解剖が進むにつれて、大丈夫になる学生もいます。
一人一匹の解剖を行うわけではありませんので、
ご安心を。