今年から医療安全管理学が加わりました
2018年4月13日臨床検査学コースの藤巻です。
今年の3年生から、医療安全管理学の講義と実習が加わり、私が担当することになりました。
この科目は、あの鼻へ綿棒を突っ込まれるインフルエンザの検査などを、医師の他に臨床検査技師もできるようになったことから、患者さんに安全に適切な検査をすることができるように、新規開設されたものです。
今日は第1回の講義。グループワークで行うスタイルにしました。
朝1限、教室の準備をしようと、いつもより早く20分も前に教室へ行った時、思わず目をみはりました。すでにかなりの学生さんがいて、グループワークができるように机がきちんと配置換えされていたからです。
確かに私は昨夜、「グループワークするので座席指定があります」と受講生に一斉送信しましたし、座席のレイアウトと席次表は教室に張り出しておきましたが、それ以上の指示は何もしていませんでした。だから、自発的に準備してくれたことに感動。思わずありがとう!です。
講義では、まずは医療安全管理学で何を学ぶのかをきちんと理解しておいて欲しいと思って、臨床検査技師の困ったさんのお仕事ぶりを漫画で紹介して、どんな問題や危険が潜んでいるのかをグループワークで考えてもらいました。
さて、グループワークの成果は?
「漫画のストーリーから、さまざまな危険を予知をすることができた。気をつけないといけないことや、誤った態度をするとどのようなことが起こるのかを理解することができた」「医療安全管理学というものがぼんやりしたイメージしかなかったけれど、患者さんとのコミュニケーションや他教科へも広く関連していることがわかった」「ひとつの検査の場面でも、さまざまな問題点が潜んでいることがわかった。」という感想が多くよせられました。
まずは今日の目標を達成できたようで、良かったです。
これからの講義と実習をとおして、患者さんの信頼を得て良い検査ができる臨床検査技師さんになってもらえるよう、私も一緒に頑張りたいと思います。