インフルエンザにご注意！
2017年11月14日
人間医科学研究室の藤巻です。
急に寒くなり、埼玉県でもインフルエンザのシーズンがスタートしました。
グラフは、埼玉県HPに掲載されたインフルエンザ流行状況に、警報レベルや注意報レベルを加筆したものです。黒い線が今シーズンの患者さんの推移で、黒い矢印のところが現時点です。
患者さん、ちょっと増え始めましたね。過去３年の流行状況と比較すると、今年も12月のうちに注意報レベルになりそうな気配で、要注意です。
一方、インフルエンザのワクチンですが、ワクチン不足の報道に、受験生の方々は心配なさっているのではないでしょうか。実際、ワクチンを入荷できず、接種を制限せざるを得ない医療機関が続出しています。でも、最終的なワクチン生産量は、昨年より若干少ない程度の見通しなので、今の不足は、生産が遅れているための一時的なものですね。
そうは言っても、今の時期にワクチンができないと心配！という人も多いでしょう。ワクチンをしてから抵抗力ができるまでに、数週間はかかるのですから、心配もごもっともです。
ですが、そこで一言。
ワクチン接種はもちろん大事です。でも、ワクチンで100%予防できるわけではありません。
それよりも、もっと基本的で大事なことがあります。栄養と睡眠に気をつけて規則正しい生活をし、うがいと手洗いをしっかりとすることです。そして、人混みを避け、必要に応じてマスクをすることです。
これこそ、感染予防の基本です。
さあ、日々の生活に気をつけて、元気に受験を乗り切って下さい！！