Archive for the 教員の素顔 Category
学生さんのお弁当を拝見♡
2012年4月12日 学科長の藤巻です
見てください!一人暮らしをしているというKさんのお弁当です。
家庭的でほっとするようなお弁当でしょう?
ちょっと用事があって家庭科の仙波先生のお部屋に立ち寄った時のこと。
ちょうどお昼時で、Kさん達は仙波先生と一緒にお昼を食べようとお茶をいれているところでした。何だか怪しげな仕草でお茶をいれていましたが(笑)、いれてくれたお茶は香り高くほっとするお味。さすが!お上手でした。ありがとう♡
ちなみに本日のお茶は鐵観音。烏龍茶といえばわかりやすいですね。中国茶の中でも発酵を途中でとめる半発酵茶で、黒っぽい色をしているお茶です。
そして見せてもらったのがこのお弁当。うちの学生さんってすごいなぁと胸一杯
私もこんなお弁当でお腹一杯になりたい!と思ったことでした
早速写真をもらって(上)、参考までに、以前のお弁当の写真ももらいました(下)。
本学のキーワードは実践です。
栄養学を知っていても、それを活かした食事を作れなくてはダメ!
その意味で、うちの学生さんたち、きちんと実践している人が多いので、嬉しいです。
桜 〜香川綾先生のお誕生日によせて〜
2012年3月28日
学科長の藤巻わかえです
今日、3月28日は、本学の創設者である香川綾先生のお誕生日です。
駒込キャンパスの南側にある妙義神社の枝垂桜がお好きだったそうです。
私がいる坂戸キャンパスにも桜がいっぱいです。
今年は生憎、開花が遅いようですが、カンヒザクラが咲き始めましたので、桜便りの第1号です。
若葉駅から女子栄養大学のほうへ歩いていくと途中のグランドに何本もあります。つぼみが大きくなって、ほんの一部だけ咲きはじめました。4/2の入学式には、満開になると思います。
大学正門のソメイヨシノです →
蕾が膨らんでいますが、まだ固そうです。キャフェテリアに面している桜広場には、沢山のソメイヨシノが植えられていて、満開になるとそれは見事です。これは、来月のお楽しみですね。
香川綾先生の師 ~吉岡弥生先生~
2012年3月8日
学科長の藤巻わかえです。
先日、静岡県掛川市にある吉岡弥生記念館に立ち寄りました。
吉岡弥生先生 (1871年~1959年) は、本学創立者の香川綾先生 (1899~1997年)
が医学を学んだ東京女子医専(現在の東京女子医科大学)の創立者で、綾先生
の師です。日本で27番目の女性医師であり、産科医でした。
私が東京女子医科大学に入学した時に、その人生を描いた映画を鑑賞しました。
1900年当時、女性にとっては医師になることが困難だった時代に女性医師だ
けを育成する医学校を創立したタフな精神に、圧倒されました。
吉岡弥生先生も香川綾先生も、30歳の頃にして、それぞれ医学教育と栄養学教育
に志され、夫婦で力を合わせて女子教育に尽くし、その生涯を大胆に逞しく生き
た点で酷似しています。
30歳のことを、孔子の言葉「三十にして立つ」から「而立」(じりつ)といい
ます。
而立は、「十代で学問を志し、二十代で研鑽を積み、三十代からいよいよ自分の
学問の世界を立ち上げていく」という文章の中に出てくる言葉です。
両先生はまさに而立の時に自らの道を歩み始めたのですね。
吉岡弥生記念館は、先生が生まれた旧•土方村(その後に大東町となり、現在
は掛川市)の閑静な田んぼの中にあります。生家は記念館の横に移転されて公開
されています(写真)。
掛川の駅から車で20分以上も離れて交通の便は不便ですが、機会がありましたら
ぜひ訪れてみて下さい。
美味しくて栄養がある商品を開発したい!
2012年1月22日 人間医科学の藤巻わかえです。
先日、某食品会社で商品開発をしている方と一緒にお食事しました。彼女は本学で栄養学博士を取得しましたので、それがご縁のお付き合いです。
実は彼女はベジタリアン。ベジタリアンのご家庭で育ち、博士論文もベジタリアンについて。勤務先もベジタリアン向けの食品を出している会社。
生活が仕事に直結しているので、とっても働き甲斐があるようです。
というわけで、食事はもちろんベジタリアン料理のお店で
折角なので、食事をしながら、お仕事のことをインタビュー
彼女はもともと農学部の出身で、食品会社に入って商品開発を担当したのだそうです。
しかし、鉄を摂れるジュースを開発していた時に、ビタミンCが鉄の吸収を増すことを知りました。それで、商品開発には栄養の知識が必要であると考えました。
結局、彼女は日本の栄養士や管理栄養士の資格を持っていませんが、アメリカで栄養学を学んで登録栄養士の資格をとり、帰国後、研究を重ねて本学で栄養学博士を取得しました。
彼女の夢は 美味しくて栄養成分も良い商品を沢山開発すること だそうです。
最近開発したものは新しいシリアルで、既存のものよりも食感が軽くおいしく、それでいて栄養価が高いのだそうです。
栄養学を活かして、これからも頑張ってもらいたいと思いました。