実践栄養学科4年生科目【総合講座】では、管理栄養士としての専門知識だけでなく、社会課題に向き合う使命感や倫理観を育むため、食に携わるさまざまな分野の専門家を招いた授業を行っています。学生は、現代社会が抱える課題やその解決策について学ぶことで、幅広い視点に触れ、多様な価値観を理解し、これからの社会で求められる管理栄養士像を考える機会となる授業です。
実践栄養学科
実践栄養学科4年生科目【総合講座】
AI時代の管理栄養士の活躍
給食産業DXをテーマに、管理栄養士の必要性を再認識
今回の授業では、「給食産業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)」をテーマに実施しました。講師に、給食・フードサービス業の株式会社グリーンハウスの方を招きました。また、グループ会社の株式会社askenが運営しているAI食事管理アプリの『あすけん』を担当し、管理栄養士として活躍されている本学の卒業生の黒田様も講師としてご登壇いただきました。
講演では、栄養指導において人と人とのコミュニケーションが重要である一方、デジタル技術を活用することで、より多くの人へ効率的に健康支援を届けられることが紹介されました。現場で実際に行われている栄養指導や健康支援の事例を交えながら、DXが進む社会の中で管理栄養士に求められる役割や、新たな活躍の可能性についてお話しいただきました。
株式会社グリーンハウス様の講演
『あすけん』をご担当の卒業生黒田様による講演
真剣に講演を聞き、考える学生の姿
学生と現場の対話から見えた未来
講義後半は、学生との質疑応答の時間を多く設けられました。
「AIが普及すると管理栄養士の仕事はどう変わるのか」、「デジタル化が進んでも人による栄養指導は必要なのか」などといった質問が寄せられました。
講師からは現場での経験を踏まえながら、「AIによって食事管理も便利になる一方で、目の前の相手にその場で寄り添えるのは、管理栄養士だからこそできる役割だと感じる場面があり、人とのコミュニケーションがこれからますます重要になると思います」と語られました。
また、『あすけん』を実際に利用した学生たちからは、学生目線で感じる使いやすさ・改善点などの意見や質問も寄せられました。講師から「実際に利用している学生の声は今後のサービス改善の参考になる」とのコメントがあり、企業と学生が双方向で意見を交わす貴重な機会となりました。
AIが急速に進む時代だからこそ、管理栄養士には専門知識だけでなく、人に寄り添う力や多様な課題を考える力が求められていることが、学生たちに伝わった授業でした。これからの管理栄養士の在り方を考え、将来像を描く貴重な学びの機会となりました。