女子栄養大学短期大学部では、EIDAI栄養学を2年で都内で学び、実践力をしっかり身につけることができます。栄養指導研究室のゼミ活動では、荒川区内の飲食店のヘルシーメニューの開発に取り組んでいます。
短期大学部
[短期大学部]学びの魅力⑧地域貢献「あらかわ満点メニュー」の開発
栄養指導の実践力で、地域の人たちを健康に
EIDAI栄養学の栄養指導では、その人らしさを大切に、その人の考えや思いを引き出すコミュニケーションを大切に、実践力を身につけていきます。
おいしくて栄養バランスのとれたメニュー開発に必要な技術力を、実際の現場で磨いていきます。
そうした栄養指導ならではの実践力を使って、飲食店を切り盛りする店主さんも笑顔に、お客さまも笑顔に、そしてゼミ活動の仲間たちも笑顔になれる、満点メニューの開発に取り組んでいます。みんなの力をあわせて、区民の方々の健康づくりに役立つメニューを完成させていきます。
▲栄養指導研究室ゼミ生と研究室メンバー(前列中央:指導教員の小澤准教授)
「あらかわ満点メニュー」「おうちde満点」とは?
「あらかわ満点メニュー」は、荒川区が外食の機会の多い働き盛り世代の健康づくりにつなげようと、区内の飲食店と連携して開発している、ヘルシーメニューです。「おうちde満点」は、コロナ禍の2020年度から始めたテイクアウトメニューです。
荒川区と荒川区内の飲食店50店舗、そして本学の産官学連携による取組みです。
店舗訪問からメニュー完成まで、トータルで経験することで自信と実践力が身につく
メニュー開発に必要な食事解析の練習や、店舗への電話のかけ方、質問の仕方なども、ゼミで事前にトレーニングします。
店舗訪問では、店主さんと直接お話をしながら、お店やメニューに対する想いを理解し、信頼関係を育みながら、一緒にメニューを考えていきます。コミュニケーション力(コミュ力)が試されますし、メニュー開発に向けた段取りをイメージして話を進めるので、プランニング力(企画力)にもつながります。
学校に戻って、栄養面でのバランスがとれているか、栄養価を計算します。試作をして、おいしさや見た目などもチェックします。栄養士に必要な技術力を、実際に使ってみることができます。
考案したメニューの提案書を作成し、店主さんと話し合います。現状のメニューのどこを改善するのか、決めていくことになるので、さらにコミュ力が試されます。
料理写真の撮影も事前に練習し、その撮影技術を使って、実際のポスター用写真を自分たちで撮影します。
こうして、栄養面も、味も、見た目も満点のメニューが完成します。どのプロセスも、事前に練習してから実際にやってみるので、自信になります。トータルでの仕上げ力も身につきます。