女子栄養大学短期大学部では、EIDAI栄養学を2年で都内で学び、実践力を身につけることができます。その中でも「調理学」は、本学らしい教育にあふれています。EIDAI栄養学だから確かな調理力が身につきます。
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短期大学部
[短期大学部]学びの魅力⑦ EIDAI栄養学だから確かな調理力が身につく
本学の調理学教育は、実践にこだわって独自に開発した料理法がベース
ー本学が開発した料理法とは
調味パーセントを活用したレシピをもとに、計量カップと計量スプーンを使って、おいしく仕上げる料理法です。
本学創立者の香川綾は、料理を計ることにこだわり、計量カップとスプーンを考案しました。計量カップや計量スプーンを使えば、何度作っても、誰が作っても、おいしい味に仕上げることができます。食塩や砂糖などの使いすぎを防ぐので、病気の予防にもなります。

▲サバの味噌煮の調理の様子
意外に難しい、計量スプーンの使い方。粉末や液体など形状にあわせて使いこなします。正確に計量するための「すり切りへら」(本学で開発・販売)も使います。

ー「調味パーセント」なら、1人分でも100人分でもおいしい味に
調味パーセントとは、食材の重量に対する調味料の割合です。創立者の香川綾は、食材の重量に対して、塩や砂糖、醤油などの調味料がどのくらいの分量だったらおいしい味に仕上がるかを記録し、料理カード(現在のレシピ)を作成しました。
本学の調理学実習では、調味パーセントを活用したレシピを使って、料理を作ります。食材の量が違っても、ちょうどよい調味料の量がわかるので、現場で実際に献立を作成する場合も、おいしい味になる調味料の分量を導き出すことができます。

▲基礎調理学実習のレシピ(例)
「栄養+おいしさ」を満たし、衛生的な調理力が、トータルで身につく
なぜ食べ物を加熱調理するのか。加熱することで、食べ物をやわらかくしたり、消化しやすくしたり。食品の風味や食感を変化させ、消化吸収率を高めるとともに、菌を死滅させたり増殖を抑えたり、安全に食べられるものにします。
本学の調理学実習では、食品学や食品衛生学、栄養学の知識も活かしながら、トータルで確かな調理力を身につけていくことのできる教育内容を整えています。

▲調理学実習で身につく4つの実践力の具体的なチカラ
多彩な料理を組み合わせて食事に仕上げる調理力で、他者の食事もサポート
2年間で、基本的な食事づくりの技術から、和洋中、行事食まで、様々な料理を組み合わせておいしい食事に仕上げる技術を修得するので、どんなリクエストにも応えられるようになります。
入学時
●ご飯と汁物づくりからスタート
官能評価(五感を使った検査)で、出来上がりのおいしさを確認します。

●茹でる、焼く、煮るなど、食材の持ち味を生かす基本技術を修得

半年後(1年前期)


●味つけの基本(調味パーセント)をマスターし、様々な調理法を使える技術を修得
1年後(1年後期)


●様々な料理を組み合わせて、おいしい食事に仕上げる技術を修得
1年半後(2年前期)



調理学のゼミが2つあるから、さらに調理力が磨ける
女子栄養大学短期大学部はゼミ活動が盛んで、調理学のゼミも2つあります。
1つは、商品開発ゼミ(指導教員:豊満美峰子教授)。
お惣菜を試作して企業への提案、調理技術の向上(家庭料理技能検定準1級合格)、料理コンテストへの参加に取り組んでいます。

▲企業への提案例(お弁当の開発)

▲新たな試作にチャレンジ

もう1つは、調理学[和え物]ゼミ(指導教員:児玉ひろみ准教授)。
「和え物」は比較的短時間で調理できる野菜料理。レパートリーを増やし、献立作成に活用できるように各自で調理します。行事食などのグループ実習も行います。修得した調理技能を生かして、子ども料理教室のサポートにも参加します。

▲季節の和え物


▲年越しそばの献立(グループ実習)