西山 英子さん Nishiyama Eiko
何事にも柔軟に取り組み
続けることで、
期待される役割と自らの
目標に出会えます。
エームサービス(株)
IDSセンター フェロー
※Innovative Dining Solutions の略
西山 英子さん Nishiyama Hideko
1991年
女子栄養大学
栄養学部栄養学科実践栄養学専攻卒業
2011年
女子栄養大学大学院 栄養学研究科
栄養学専攻修士課程修了
1991年にエームサービスに入社後、建設会社の社員食堂に配属。3年間勤務後、本社に異動となり、ビジネスダイニング分野におけるヘルシーメニューの企画や特定保健指導などの健康サポート、栄養士の教育を経験。また、社会人女子陸上競技部、社会人男子バレーボール部、プロ野球球団、社会人男子ラグビー部などのスポーツ栄養サポート業務にも携わる。その他、国内外で開催された大型国際スポーツ大会におけるスポーツ栄養サポート関連業務への従事実績多数。
健康を支える「食事」の提供から食べ終えるところまでを
確認できるのが給食会社の強み
学生時代のファストフードでのアルバイト経験を通して、人と接することが好きであると気づき、管理栄養士の資格を生かした職につきたいと考え、エームサービスに就職しました。企業のほかに、病院、学校、スポーツ施設など様々な事業領域がある中、入社後3年間、建設会社の社員食堂で働き、その後本社に異動となり、陸上選手のメニュー作成に携わりました。アスリートの方々は真剣勝負に挑んでいるので、選手のパフォーマンス向上を食事からサポートできることにやりがいを感じていました。近年は、ヘルスケアや健康経営といった、健康へのニーズが高まってきています。その基本となる「食事」を提供し、食べる終えるところまでを確認できるのが、給食会社の強みであり、魅力です。
働きながら大学院へ。物事を俯瞰的に捉えられるようになった
2009年、仕事でみえてきた課題を整理するためには、新たな学びが必要と感じ、働きながら大学院で学び直すことを決めました。仕事と家庭をもちながらの進学でしたので、大変でつらさもありましたが、明確な問題意識を持ちながら学びたいことを学べる大学院はおもしろく、文献検索など確かな情報収集の方法をはじめ、様々なスキルを獲得することができました。また、物事を俯瞰して捉える力を養うこともできました。
フェローとして使命感をもって専門職の将来の道筋を立てる
複数の給食会社からエームサービスに決めたのは、組織的な雰囲気が私にあっていると感じたからです。入社後、会社は驚くほど成長し、サービスも多様化しました。 2021年3月時点で管理栄養士は1,603名、栄養士を合わせると倍ほどの人数が会社に在籍しているため、専門職の働き方はサービスの質を高めるうえで重要になってきます。栄養の専門職を確立し、知識と経験を後進に伝承していく教育体制を構築するために、今年4月に、私を含む2名が管理栄養士として初めてフェローに任命されました。将来の道筋を立てるという使命感をもって業務にあたっています。
栄養士・管理栄養士として理想を追求することがあると思いますが、成長に必要なのは、状況にあわせて前に進める柔軟さで、これは知識だけでは身に付かず、いろいろな経験をすることで養われます。ぜひ、学生時代から、人や社会とかかわる経験を増やし、成長していってほしいと思います。
2021年4月、社名変更に伴い、新たな協働に向け、学長と社長とともに記念撮影
選手に対するスポーツ栄養サポート業務にも従事。
定期的に身体計測や栄養指導を実施(選手の質問に答える西山さん)