JOURNAL KAGAWA ヨクシル
栄養教諭として子どもたちの食を支える

実践栄養学科

卒業生紹介

栄養教諭として子どもたちの食を支える

活躍する卒業生

こどもたちが食や健康に関心を持てるように

私の勤務する小川町学校給食センターでは、町内にある全小中学校の給食を作っています。毎日、午前中は、給食センターで給食を作ります。味付けの確認や、衛生的に作業できているかなどを確認し、安心安全でおいしい給食づくりに努めています。お昼は、学校に行き、子どもたちと一緒に給食を食べています。また、食に関する授業も行い、子どもたちが少しでも食や健康に関心を持てるよう取り組んでいます。

大学での学びを基礎として、試行錯誤の日々

大学で基礎をしっかり学べたことで、様々な条件の中でも試行錯誤して行動できていると感じます。施設によっては、設備が不十分であったり、古かったりと、恵まれているところばかりではありません。限られた条件の中で、どうすればより安全に給食を提供できるかを、考えられているのは、大学で学びがあったからです。また、大学で先生や友達とたくさん話したり、実習を通して、学外の方と話したりしたことで、コミュニケーション能力もついたと感じています。栄養教諭は、先生や子ども、調理員さん、保護者等たくさんの人と関わる職業です。大学で身に着いたコミュニケーション能力のおかげで、協力して仕事ができたり、分からないことを教えてもらったりできています。

給食をきっかけに好き嫌いが減ると嬉しい

給食がきっかけで、好き嫌いが減ったり、食べられるものが増えたりすることにやりがいを感じています。また、「今日の給食が楽しみで学校に来た。」と言ってもらえた時は、給食が学校に来る一つのきっかけとなっていると実感でき、嬉しい気持ちになります。

学校にいると、どんどん成長する子供たちからパワーをもらうことが多くあります。できなかったことができるようになる瞬間にたくさん立ち会うことができます。子どもたちの成長のスピードに負けないよう、自分自身も成長しようと意欲をもって働けることは、栄養教諭の魅力です。

1がっき、さいごのきゅしょくです!

きょうは1がっきさいごきゅうしょくです。
みんなできょうりょくして、じゅんびやかたづけをすることができましたか?
もうすぐまちまったなつやすみです!なつやすみのあいだも、はやね、はやおき、あさごはんをこころがけ、げんきにたのしいなつやすみにしてください♪

<きゅうしょくアンケート>
きゅうしょくのなかで、どんなメニューがすきですか?また、たべてみたいりょうりはありますか?
みんなのたべたいものをおしえてください!

好きなもの
 イタリアンサラダ
たべたいもの
 
なめこスープ

かとう先生へ

1学期は、おいしいきゅう食をつくってくれてありがとうございました。2学期もおいしいきゅう食をつくってください。よろしくおねがいします。

(青字部分が児童が回答)

信頼される栄養教諭へ

栄養教諭が、もっと必要とされる存在になるよう努力していきたいです。栄養教諭という仕事は、まだあまり知られていないのが現状です。また、栄養教諭は、養護教諭のように各学校に必ず1人いるわけではありません。栄養教諭がいない学校に「うちの学校にも、栄養教諭がほしい!」と思ってもらえるような仕事にしていきたいです。そのために、給食や食育についてのスキルを向上させていくことはもちろんですが、人間性も高め、信頼される栄養教諭となっていくことが今の目標です。

高校生へのメッセージ

将来について考えるとき、みなさんはどう感じますか?期待をもち、楽しく前向きな気持ちになる人もいれば、不安に感じる人もいるかと思います。私も、高校生の頃はそうでした。しかし、その時になってみないとわからないことがほとんどです。その時に、どれだけ選択肢をもてるかが重要だとおもいます。そのためには、今やるべきことに全力で取り組むことが大切です。勉強や部活動など、高校生の今だからこそできることに、一生懸命取り組んでください。その経験が、将来の自分の幅を広げてくれるはずです。応援しています。

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