JOURNAL KAGAWA ヨクシル
住民が健康であるからこそ、人と人がつながる

実践栄養学科

卒業生紹介

住民が健康であるからこそ、人と人がつながる

活躍する卒業生

乳児から高齢者まで地域で暮らすすべての人々の健康を支えます

群馬県にある下仁田町は、人口6,100人ほどの山々に囲まれた自然豊かな町です。この下仁田町の保健センターで、地域の栄養改善・食育推進業務を担当しています。
 
乳幼児健診での個別栄養相談、成人向け生活習慣病予防教室や高齢者サロンでの栄養教育、食生活改善推進員をはじめ地域の関係団体との協働による食育推進など、地域で暮らすすべての住民を対象に「食」を通じた健康づくりに取り組んでいます。

人に伝えることの基礎を培った大学での学び

仕事では、職場や地域の様々な人と連携しながら業務に取り組む場面が多くあります。大学の実習ではグループで取り組む課題が多くあり、自主的に考え自分の意見を伝える練習や、グループで協力して課題に取り組む経験を積むことができました。さらに大学の講義や実習では、誰でも理解できるような分かりやすい資料作りや要点のまとまった説明の仕方を学びました。住民に向けて情報発信したり住民からの健康相談に応じたりするうえで活かされています。

住民の笑顔とパワーが仕事のやりがい

日々住民とふれあうことで笑顔とパワーをもらえる、とてもやりがいのある仕事です。下仁田町は、住民同士や住民と職員とのつながりが深く、人の優しさや温かさを感じられることが魅力です。また、教室参加者から、「食事の話が聞けてよかった」「また参加します」「意識して野菜を食べるようになった」などと声をかけてもらうと嬉しく、仕事の励みにつながっています。住民が健康であるからこそ、人と人とのつながりが生まれるのだと実感できる意義ある仕事だと感じています。

住民の暮らしに寄り添えるよう自ら地域に出て活動したい

すべてのライフステージに関わる業務であり、幅広い知識と専門性が必要です。そのため、常に最新情報を得られるようにアンテナを張り、自己研鑽に努めたいと思います。

また、住民の暮らしに寄り添い、地域に根差した取組を進めるため、積極的に地域に出向いて住民と直接関わりを持ちながら、地域とそこに暮らす住民を深く理解した管理栄養士を目指します。

高校生へのメッセージ

女子栄養大学は、管理栄養士に必要な基礎的な知識・スキルから実践まで、深く広く学ぶことができます。先生方も親身になってくださり、また、国家試験対策も充実していて将来の夢の実現に向けて確実に力をつけることができました。

高校までの学びとは違って自分の学びたいことについて、専門的な知識を得ることができるため、とても楽しいと思います。

分からないことや不安なことは一人で抱え込まずに、周りの人と支え合いながら乗り越えていく力を身につけていってほしいです。

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