JOURNAL KAGAWA ヨクシル
“EIDAI栄養学”で病気の予防や治療に貢献する

学びと教育

EIDAI栄養学 #05

“EIDAI栄養学”で病気の予防や治療に貢献する

栄養イノベーション専攻の3つの領域

栄養イノベーション専攻では、栄養と食を通じて、人々のWell-being(健やかで心地よい生活)と持続可能な社会を創るための3領域の学びがあります。学びのベースとなっているのが、EIDAI栄養学。
EIDAI栄養学は、栄養学を日々の生活や社会に生かす実践の科学。誰もが健やかに心地よく暮らしていけるように、私たちの生命を支える食が環境に大きな負荷を与え続けることのないように、人間、食物、社会環境のそれぞれの多様性を尊重し、これらの調和を通して、健康で持続可能な社会に導くプロセスを解明していきます。

栄養イノベーション専攻「臨床検査学領域」の学びの特長

ヒトは日々食事をしないと生きていけません。それは、食べ物がからだのエネルギーになっているとともに、絶えず入れ替わるからだの構成成分の材料となっているからです。そのため、その材料を食品、料理そして食事として得る必要があります。

栄養士教育では食品の栄養学的特徴、安全でおいしい食事を整えるための調理技術、食事のとり方を学ぶとともに、栄養素が体内でどのように吸収され、代謝されるかを学びます。これらの学びに加え、臨床検査学領域ではからだの状態をとらえる検査方法の原理や技術を学びます。食事内容は、良くも悪くもからだに影響します。健康状態や治療効果を客観的にとらえる臨床検査は、医療では欠かせません。

臨床検査学領域の学びでは、食事による検査値への影響を理解し、正確な技術を身につけ、結果を適切に判断できる力をつけた臨床検査技師を目指します。病院などの医療現場、健診施設など予防医学の場、さらに近年では在宅医療の場でも活躍が期待されます。

STEP.1

各疾病の病態、疾患と臨床検査の関わりと意義を学ぶ
科目例:臨床病態解析学 / 臨床検査医学総論など

STEP.2

検体の搾取方法、検査方法、検査意義について学ぶ
科目例:微生物検査学 / 血液検査学など

STEP.3

被験者に直接触れる検査方法や意義を学ぶ。被験者に対する接遇のスキルを身につける
科目例:医療コミュニケーション実習 / 生理機能検査学など

STEP.4

病院での実習で実務を学び、専門職としての知識と技術を身につける
科目例:医療安全管理学 / 臨地実習など

活躍できるフィールド
病院の検査部門 / 衛生検査所 / 健診・検診施設 / 大学院進学など

EIDAI栄養学で確かな検査技術と判断力を探究する研究