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栄養と料理デジタルアーカイブス:夏休み特集「昭和のおやつ」

栄養と料理デジタルアーカイブス:夏休み特集「昭和のおやつ」

本学出版部が刊行する雑誌「栄養と料理」は今年で90周年を迎えます。
1935(昭和10)年の創刊号から1998(平成10)年までの雑誌の内容が、図書館の「栄養と料理デジタルアーカイブス」に収録してあり、気になるテーマをキーワード検索することもできます。
今回は、夏休み特集として、50年以上前のおやつに関する記事をピックアップしてみました。おじいちゃんやおばあちゃんが子どもだった頃のおやつはどんな味? 夏休みに、昭和のおやつを再現して、味わってみませんか。

1970年8月号に「夏休みが楽しくなる20分おやつ集」が掲載

「口ざわりがすてきなデザート」として、バナナカスタード、モカババロアなどが紹介されています。
カスタードの作り方は、今と違っていて、鍋にふるい入れた粉や砂糖に、温めた牛乳を混ぜて火にかけ、卵黄を加える方法です。現在のカスタードクリームの作り方は、ボールに卵黄と砂糖を入れて混ぜてから粉を加えて混ぜ、鍋で温めた牛乳を加え、鍋に戻し入れてから火にかけます。

「栄養と料理」の昨年2024年の7月号には、本学駒込キャンパス内の菓子工房プランタンのレシピを紹介。ブッセのレシピにカスタードクリームの作り方が紹介されています。

2024年7月号(栄養と料理ぷらす)は有料会員としてこちらからログインするとお読みいただけます。

ワインゼリーには赤ぶどう酒が入っていますので、子ども用には、ソーダゼリーやフルーツカクテルゼリーを作ってみましょう。

このほか、水ようかんなど「さわやかさを呼ぶ和風のお菓子」、カップケーキなど「粉で作ったかわいらしいお菓子」も紹介されています。

カップケーキに入れるドライフルーツは「ラム酒につける」とありますが、ラム酒につけずにそのままでも、おいしく仕上がります。

50年以上前のおやつを再現してみると、どんな味がするのかな? 甘さは? 硬さは? 見ためは?
今風にアレンジしてみると、もっとおいしくなるかな?

おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に作ったり、作ったものを食べてもらったり、感想を聞いたり、再現にアレンジを加えて、おいしく変身させてみたり。
アイデアが広がりそうです。

1975年8月号に「一人でも作れる 今日のおやつ」が掲載

「夏休み子供クッキング」と題して「一人でも作れる今日のおやつ」が紹介されています。
紹介されているのはみかん入りブランマンジェやプリンなど8品。ブランマンジェの作り方は、現在だとゼラチンを使って固めるのが一般的です。
作り方は、わかりやすくイラストで描かれていて、はかりや計量カップ、スプーンの使い方も覚えることができます。

 

栄養と料理デジタルアーカイブスなら、昭和の時代の知りたいことを無料で調べることができます

栄養と料理デジタルアーカイブスなら、フリーキーワードで自由に検索することができます。例えば、「夏休み おやつ」と検索すると、このほかの記事もみることができます。おやつ以外にも気になる記事があれば、検索してみてください。

「夏休み×おやつ」など、栄養と料理デジタルアーカイブスを使って夏休みの自由課題に取り組んでみたら、その内容を本学までお知らせください。専門の先生にコメントをもらったり、本学のHPで紹介させていただいたり、皆さんのアイデアがふくらむ取組みにつなげていきたいと思います。

【記事のお問い合わせ、自由課題の内容の送付先】
女子栄養大学図書館  E-mail:stosho@eiyo.ac.jp

月刊「栄養と料理」は、令和の現在も、食と健康の課題に役立つ情報を発信しています。スマホやパソコンでも読める「デジタル版」は2019年9月号からご覧いただけます。
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