小武 芽生さん　Kotake Mei

小武さんは、今年10月に、スポーツクライミングの第3期日本山岳・スポーツクライミング協会（JMSCA）パリオリンピック強化選手に選ばれました。リード、ボルダリングの大会に限らず、自然の岩を登るロッククライマーとしての活動も重視しながら日々練習しています。

小学5年からクライミングをはじめ、高校2年の時に米フロリダに留学。この留学中に冷凍食品やファストフード中心の食事でアレルギーの症状が悪化し、食べ物のことをきちんと知りたいと思って、大学で栄養学を学ぶことを決心。実際に栄養学を学んだことで、食事がどうやって自分の身体を作っているのか、そのプロセスが理解できたことが、アスリートとしての身体づくりやパフォーマンスを支えています。本学で、栄養士とフードスペシャリストの資格を取得し、現職では、栄養学の知識を活かしたレシピ開発などを行いながら、クライマーとしてのキャリアを積んでいます。

小武さんが就職したエスエスケイフーズ株式会社は、「心を込めた“食づくり”を通して、お客様に感動を与える価値を創造します」という経営理念のもと、マヨネーズ・ドレッシング等の調味料、ボトル缶飲料、粉末清涼飲料等の製造および販売を行っており、会社と従業員が一体となって健康管理、健康維持・増進できる職場環境づくりを推進する「健康経営」にも取り組んでいます。会社では、小武さんが、初めてのトップアスリート採用でした。これは、公益財団法人 日本オリンピック委員会（JOC）が行っているトップアスリート就職支援ナビゲ－ション「アスナビ」を活用したもので、選手として競技活動に打ち込めるようバックアップしてくださっています。