2024.10.01
学園
[栄養生化学研究室]加藤久典教授が日本アミノ酸学会2024年度学会賞を受賞
2024年9月13日、 本学の加藤久典教授が日本アミノ酸学会2024年度学会賞を受賞しました。
「発達期のタンパク質栄養と疾患リスクのエピジェネティック制御」の研究が、アミノ酸関連分野の発展に多大な貢献を果たしたことが評価されました。
受賞された加藤久典教授(左写真、右より2人目)
9月13日、理化学研究所にて開催された「日本アミノ酸学会第18回学術大会2024」で、表彰式並びに受賞講演が行われました。
日本アミノ酸学会は、生命科学分野におけるアミノ酸の学術的研究を推進、奨励、啓発し、人類の健康・福祉の向上に資することを目的とした学術団体で、約400名の会員が所属しています。毎年、アミノ酸科学において顕著な業績をあげた研究者1名を表彰し、学会賞を授与しています。
[受賞理由]
受賞題目:発達期のタンパク質栄養と疾患リスクのエピジェネティック制御
妊娠期の栄養状態が良くないと、子の成長後の疾患リスクが高くなることがわかってきました。加藤教授らは、高血圧モデルラットにおいて妊娠期のたんぱく質の摂取不足により、高血圧のさらなる悪化や脳卒中の早期発症がみられることを見出しました。今回の賞は、低たんぱく質食の摂取によって、子のDNAに長期間にわたる変化が起こることでこのような現象が起こることを証明したことに対して授与されたものです。
※参考(本学HPヨクシルより):「胎児の間に生活習慣病のタネができる?」