Javascriptの設定を有効にしてください。お使いのブラウザはJavaScriptをサポートしていないか、JavaScriptの設定が無効になっています。このサイトでは、JavaScriptを使用しています。すべての機能をご利用希望の方は、JavaScriptを有効にしてください。

NEWS AND EVENTS

女子栄養大学のいま
3月28日は創立者香川綾生誕の日
学園

3月28日は創立者香川綾生誕の日

2023.03.28
今年の創立者香川綾生誕の日は、特別な余韻の中で迎えることができました。

2023年3月25日・26日の二夜連続で、日本の食卓を変えた2人の女性を描くスペシャルドラマ(テレビ朝日)「キッチン革命」が放映されました。
▶スペシャルドラマ「キッチン革命」の番組概要はこちら>>>

3月25日(土)第1夜の内容は、料理の作り方を数値化することに挑戦し、料理カードを作り上げた本学創立者香川綾をモデルに描かれたものです。「数字は公平」。戦前から戦後の激動の時代に誰もがおいしい食事が食べられるよう料理の計量化に取り組んだ姿が描き出されていました。3月26日(日)第2夜の内容は、日本初の女性建築家をモデルとした“台所”改革のお話。ここでも香川綾とのつながりが印象的な場面として描かれていました。

見事な演技力とステキな脚本で、現在のこの社会で、創立者香川綾が歩んだ道のりをテレビドラマという形で振り返らせていただけたことに、感動と感謝の気持ちでいっぱいです。

綾は、医師であり、病気のない社会をつくることを自分たちの目指す栄養学の目的とし、その生涯をかけて栄養学に取り組みました。今から100年前、脚気(かっけ)が蔓延する日本において、夫の香川昇三とともに、脚気の改善と予防に取り組み、胚芽米を取り入れた病院給食で、脚気患者が回復したことに驚きと感激を覚え、病気を予防する栄養学に人生をかけて取り組む決意をしました。

そこから、「栄養学を生活にいかす」という信条のもと、実践活動に力を入れました。その一つが、計量化による味付けを食生活に根づかせたいと考え、取り組んだ計量カップと計量スプーンの開発、料理カードの考案でした。計量カップや計量スプーンを使って、料理カードを参考に作れば、初めての料理でも、材料が少量でも大量でも、失敗せず、おいしい味になります。また、何度作っても、誰が作ってもおいしい味に仕上げることができます。

“これから栄養学の時代がかならずくる”という思いで歩み続けた綾の98年の生涯。人生の最後まで栄養学の実践にこだわり、毎日毎日をみんなの健康のために努力し、自らの健康に感謝して働き続けた、地道ながら見事な生涯でした。

女子栄養大学は、これからも、本学らしい歩みで、栄養学を究めていきます。

▶創立者香川綾の生涯(学園ウェブサイト)はこちらから>>>



新着記事 NEW!