女子栄養大学・女子栄養大学短期大学部
学校法人香川栄養学園
女子栄養大学大学院
香川調理製菓専門学校
LINE Facebook

2021年度としまコミュニティ大学講座「今日から役立つスポーツ栄養と食事」実施

1

2022年1月18日(火)、としま区民センター(601・602会議室)にて、2021年度本学が担当する第3回目の「としまコミュニティ大学」講座を実施しました。
「今日から役立つスポーツ栄養と食事」の演題で、栄養学部保健栄養学科栄養科学専攻 佐藤理恵子助教が講義(約120分)しました。

佐藤理恵子助教は、はじめに参加者の皆さんに、昨日の食事(朝・昼・夕の3食、間食、水分補給)を思い出して、自身の食事内容を見える形にするため、配布した「ワークシート」に記入してもらいました。その上で、「スポーツ栄養」の定義を解説し、スポーツ選手の競技力の向上のために、まずは日々のコンディショニングを整えるため「トレーニング・食事・休養」のサイクルが大事であること、そしてスポーツ選手にとっての「食事」の役割や「栄養・食事」が大切である意味を説明しました。

2

3

アスリートの食事の基本は、①主食②主菜③副菜④牛乳・乳製品⑤果物を毎食そろえることによって、必要なエネルギーと栄養素をとることができることを説明し、試合時・練習時の時間帯別の補食例や試合当日の食事や水分補給のタイミングについても解説しました。

4

5

後半では、「いつまでも健康でいたい」、私たちの食生活の質向上のためにも、やはり「運動・食事・休養」の毎日のサイクルが重要であると説明しました。

6

そして、ロコモティブシンドローム(ロコモ)の定義を解説し、ロコモ予防のキーポイントは「筋肉」であり、筋肉アップにも「運動・食事・休養」のサイクルが大事であり、さらに筋肉を維持するためには、食事でタンパク質源である肉・魚・卵・チーズ・豆腐・納豆・乳・乳製品などを積極的に取り入れることであると強調し、たんぱく質を手軽に摂れる料理3品「さけのマヨネーズ焼き」「千草焼き」「小松菜と厚揚げの煮浸し」をレシピ付きで紹介しました。

7

▲講座「今日から役立つスポーツ栄養と食事」の内容(当日のスライドより)

「としまコミュニティ大学」は、豊島区と区内7大学(学習院大学・川村学園女子大学・大正大学・帝京平成大学・東京音楽大学・立教大学・女子栄養大学)との包括協定により協働で、各大学の特色を活かした講座を開催し、学習の成果を地域につなげる事業を展開している総合的な学びの場です。

「としまコミュニティ大学」は、本来それぞれの大学のキャンパス内の教室で受講いただけることが特長の一つでもありますが、大学での開催が困難なため、豊島区の施設である「としま区民センター」をお借りし、またより多くの方にご参加いただきたいことから、今回も対面とオンラインを同時に行う、ハイフレックス型で実施しました。

当日は、会場受講生18名、オンライン受講生21名、計39名の方が参加され、スポーツ栄養の基本を学んでいただき、最後に質疑応答を受け、講義を終えました。質疑応答では、「ロコモ予防として筋肉をつける目的での納豆を食べるタイミングについて」といったご質問等をいただき、佐藤理恵子助教が丁寧に回答しました。これで2021年度も本学が担当する「としまコミュニティ大学」の3講座を終了することができました。

としまコミュニティ大学(豊島区HP)は、こちらから>>>

2021年度「としまコミュニティ大学」講座「何をどれだけ食べたらよいのか~4群点数法の実践~」(小澤啓子専任講師)は、こちらから>>>

2021年度「としまコミュニティ大学」講座「食品のおいしさを引き出すコクとは」(西村敏英教授)は、こちらから>>>