女子栄養大学・女子栄養大学短期大学部
学校法人香川栄養学園
女子栄養大学大学院
香川調理製菓専門学校
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レシピのはじまりー料理カードの変遷を伝える資料を公開

本学園の創立者である香川昇三・綾夫妻は共に医師として、食生活の改善によって病気を予防できることを人々に広く伝えるために力を尽くしてきました。

綾は恩師(東京帝国大学医学部の島薗順次郎教授)からの「病人はおいしくなければ食べない」という言葉をヒントに、分量や火加減、調理時間、調味料の割合を計算し、記録すれば「いつでも誰でもおいしい料理が作れる」と思いつきます。
そして、一流の料理人を招き、料理法や手順を丹念に記録し、再現して味わい、紙の上に表現した「栄養と料理カード」を作りました。1935年に創刊した月刊誌『栄養と料理』の創刊2号目から付録に料理カードをつけるようになりました。さまざまな経緯を経て、社会通信教育のツールとしても発展していきます。

コロナ禍で、自宅での食事の比重が大きくなっている今、改めて、家庭で誰もがおいしい料理を作れるようにと、料理の計量化にこだわり、計量カップとスプーンを考案し、料理カードを作成し、発信し続けた、香川綾(1899-1997)と本学の調理教育の礎を築いた上田フサ(1910-2000)の歩みを振り返っていただけるよう、料理カードの変遷を伝える資料を公開しました。
この資料は、「女子栄養大学香川昇三・綾記念展示室」において、2014年度(第14回)の企画展示で紹介した「レシピのはじまりー料理カード」に関する展示資料をもとに作成されています。

「レシピのはじまりー料理カード」の資料はこちらから>>>


[記念展示室からのお知らせ]
2001年に開設した香川昇三・綾記念展示室では、毎年の企画展示を通して、創立者や学園の歩みを、様々な角度からとらえ直して、紹介しています。
現在、記念展示室では、第21回企画展示として、「女子栄養大学の歩み~大学開設60周年記念展」を展示中です(~2022年3月18日(金)まで)。2021年6月現在、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、学園は入構制限を実施しておりますが、展示資料は以下よりご覧いただけます。

第21回企画展示の資料はこちらから>>>