平素より本学園の教育研究活動に格別のご理解とご協力を賜りまして厚く御礼申し上げます。
「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急支援奨学募金」では、多くの皆様からたくさんの募金をいただきまして誠にありがとうございました。
学園では、緊急事態宣言の期間中、学内の立ち入りを禁止して、学生・生徒の安全と健康を守ることを最優先に対応し、4月20日より、オンライン授業・課題型授業を開始し、対面授業と同様の学修目標の達成に努めてまいりました。
そのため、学園では、学生・生徒が安心してオンライン授業を受講できるよう、通信・機器環境の整備等の経済的負担を支えるため、大学院・大学・短期大学部・専門学校の在学生全員を対象に一人5万円の特別奨学金を支援いたしました。
さらに、学園同窓会香友会様より、在学生への支援の一助として、一人2万円の支援金の申し出を頂き、支援いたしました。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大の影響は、深刻さを増し、家計支持者の収入や学生・生徒のアルバイト収入の減少などから、修学継続に対する影響が危惧される状況となりました。
そこで、例年、お願いさせて頂いております学園発展のための「教育・研究促進事業募金」に代わり、5月26日から学園ホームページに「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急支援奨学募金」へのご支援のお願いを掲載させて頂きました。
お蔭様で、11月末日現在、2千5百万円を超える寄付金が集まりましたので、来年3月末までの募集期間としておりました「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急支援奨学募金」につきましては一旦ここで募集を終了させていただき、以下の通りご報告いたします。
「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急支援奨学募金」申込状況(2020年5月26日~11月30日)
ご寄付者 | 件数 | 金額 | |
個人 | 526件 | 20,930,217円 | |
法人 | 35件 | 4,490,000円 | |
合計 | 561件 | 25,420,217円 |
学園では、多くの皆様より寄せられたご厚意により、次の2つの奨学金を創設し、学生・生徒を支援しております。
本奨学金は、修学意欲、人物ともに優良でありながら主たる家計支持者の失業、倒産等により家計状況が急変し、修学困難になった学生・生徒に、今年度後期の学費から給付額相当の免除が受けられるものです(給付額:20万円)。
7月中旬、申請のあった15名(大学10名・短大1名・専門学校4名)について、後期学納金から20万円を減免いたしました。
本奨学金は、臨地・校外実習先及び教育実習先施設等から実習予定学生のアルバイト自粛の要望等に基づき、本学園が当該学生に対して実習開始前1ヵ月間、アルバイトの禁止または自粛の要請等をすることにより、本来得られたであろうアルバイト収入の一部の補填を受けられるものです(給付額:一律2万円)。
第1次申請者(申請期限9月30日)44名について、11月初旬 現金にて給付いたしました。
第2次申請者(申請期限11月15日)119名について、12月初旬より現金にて給付いたしました。
第3次申請者(申請期限12月25日)94名について、1月18日以降、現金にて給付いたします。
新型コロナウイルス感染症は、まだ先の見通せない状況が続いています。本学学生・生徒一人ひとりが安全安心に学業に専念できるよう、今後も様々な形でサポートしてまいります。
12月からは、通常の「教育・研究促進事業募金」に切り替え、学園発展のためのご支援をお願いしております。今後とも温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。