女子栄養大学・女子栄養大学短期大学部
学校法人香川栄養学園
女子栄養大学大学院
香川調理製菓専門学校
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[EIDAI栄養学]2025年4月開講「栄養イノベーション専攻」の学びの特徴


thumbnail-001-(3ryoiki)_OL(202404231830)(SF) ―栄養イノベーション専攻で、誰もが健やかに心地よく暮らせる社会を目指す
人口全体が減少していくなかで訪れる人生100年時代。社会が縮小していく一方で貧困などの格差は広がっていく。自然災害によりある日突然食糧も水も入手困難となる。世界で増大する人口を支える食が環境に大きな負荷を与えている。AIやICT技術はますます発展する。
これからの社会がどう変化しても、誰もが健やかに心地よく暮らせる社会であり続けたい。そのために栄養学を学び、健やかな暮らしにつながる栄養イノベーションを生み出す力を身に付けます。
 
―大学4年間でしか経験できない学びが、興味・関心を深めて、これからの自分を後押ししてくれる
全国初の栄養学部を誕生させた本学は、栄養学の理論と実践を追求し続けてきました。だから、EIDAI栄養学には体系的に実践的に学べるカリキュラムが備わっています。
大学の4年間は、「学ぶ」から「働く」へ、専門性を磨くために試行錯誤を重ねていくことのできる大切な期間。体系的なカリキュラムで個々の知識のつながりを意識しながら学ぶから全体の理解が深まるし、実践的なカリキュラムで実際にやってみてうまくできるかどうか確かめられるからスキルも自信も深まります。
専門的な知識やスキルは、卒業後、職場や社会のなかで、本格的に磨かれていきます。そのために、専門性の基礎を自分のなかにしっかり築くことが必要です。
栄養イノベーション専攻には、栄養学の基礎をしっかり学び、自分の興味・関心にあわせて専門性を磨く学修スタイルがあります。

①

―栄養イノベーション専攻の3領域の学びなら、栄養学がもっとおもしろくなる

②③
食べ物の生産・加工・流通・消費までを総合的に理解し、人々の生き生きとした暮らし(ウェルネス)のために、食品、美容、製薬などさまざまなフード・ウェルネスビジネスで新たな価値やモノを創出できる力を備えます。
[学びのSTEP]
④
[学びのわくわくPOINT]
● 食品が持つ特性を知り、ウェルネスのために十分に活かす方法を探求できる
● 食べ物が限りある資源(生物)であり、経済的価値を生む商品である2面性がわかる

⑤⑥
栄養素・食品・食事の多様かつ大量のデータを分析・活用する力を修得し、ビジネス、行政、さらに大学等の研究機関で、AIやICTを活用した新たなアイデアやサービスを創出できる力を備えます。
[学びのSTEP]
⑦
[学びのわくわくPOINT]
● 健康に良い、美容に良い、コスパの良いなど目的に応じた食事パターンを探求できる
● 大量のデータの分析から、ダイエットなど食事改善の成功法を導き出せる

⑧⑨
生体の検査データへの食事の影響を理解し、適切な検査技術と判断力を身につけ、病気の予防、早期発見、治療に貢献できる人材として医療現場で活躍する臨床検査技師を目指します。
[学びのSTEP]
⑩
[学びのわくわくPOINT]
● 食事内容の違いが病態にどう影響するかを探求できる
● 栄養を通してからだのことを理解しているから、検査データをより深く読み取れる



[EIDAI栄養学]実践栄養学科の学び:食事提供のリアルに近づく(後編)


sum 学校、病院、福祉施設などで提供される食事は、大勢の人が日々継続的に食べるものなので、衛生面でも栄養面でも優れていることが求められます。このため、管理栄養士や栄養士といった専門職が食事の計画や管理を担うことになります。専門職は、予算、人員、モノ(食材、施設・設備)、時間、情報などを効率よく活用して、利用者に喜んでいただける食事提供できる総合的な実践力を身に付ける必要があります。

実践栄養学科では、1学年200名を超える学生が管理栄養士を目指して学んでいます。
実践栄養学科の給食管理実習や給食経営管理実習では、給食の管理業務や経営面までを含めたマネジメント業務全体について、計画、実施、評価、改善面の整理と理解ができる内容になっています。また、学んだ知識や技術をトータルで試していくことのできる実習室が整備されています。

実習では、15名程度の班に分かれて、2年生の給食管理実習では各班120食、3年生の給食経営管理実習では各班160食の食事を提供します。
栄養バランスのとれた食事を、決められた時刻に、おいしく安全に提供するために、衛生管理はもちろん、食材の特徴や品質を確かめ、機器を的確に使いこなしながら、食事に仕立て、提供するプロセスを学んでいきます。実際の食事提供をイメージして、一つひとつの作業の目的や実践的な動きを体得していきます。作業プロセスをグループで体験していくことで、分担して協働で効率よく進めるために必要な観察力やコミュニケーション力を養っていきます。

実習前に、厨房内の様子や大量調理機器類の場所や使用方法、厨房内での衛生的な行動のイメージがもてるように、新たに動画教材を作成しました。全体のおおまかな流れや動きがわかるように、9つのテーマについて、重要となる作業ポイントを解説したマニュアル動画として作成されています。どれも1~2分程度でご覧いただけるコンパクトな内容です。
各動画は、視聴をクリックするとご覧いただけます。

後編では、主菜の鶏の照り焼き、主菜に添えるさつま芋の素揚げとともに、根菜のみそ汁、オレンジゼリーについて、おいしく安全に仕上げ、提供するための作業ポイントを解説した4本の動画(以下の⑤~⑧)を公開します。また、料理の提供と提供後の食器の洗浄等について解説した動画(以下の⑨)もあわせて公開します。

【作成した動画】
①衛生管理:身支度から調理室に入るまで
②衛生管理:厨房エリアと器具類の使い分け
③厨房機器を使った大量調理の様子:野菜の下処理 洗浄 切裁
④厨房機器を使った大量調理の様子:ほうれん草の和え物
(以上、前編)
⑤厨房機器を使った大量調理の様子:鶏の照り焼き
⑥厨房機器を使った大量調理の様子:さつま芋の素揚げ
⑦厨房機器を使った大量調理の様子:根菜のみそ汁
⑧厨房機器を使った大量調理の様子:オレンジゼリー
⑨厨房機器を使った大量調理の様子:料理の提供と食器の洗浄

※①~④の動画をご覧になりたい方は、「実践栄養学科の学び:食事提供のリアルに近づく(前編)」で視聴できます。


5.厨房機器を使った大量調理:鶏の照り焼き
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視聴
・鶏の照り焼きについて、一連の作業と厨房機器の使い方を解説。焼き時間がきたら、焼き色とともに、中心温度を確認します。

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6.厨房機器を使った大量調理:さつま芋の素揚げ
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視聴
・さつま芋の素揚げについて、フライヤーの使い方と作業ポイントを解説。さつま芋を投入する人と揚げ作業をする人は別の人が行うことで、加熱後の二次汚染を防ぎます。

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7.厨房機器を使った大量調理:根菜のみそ汁
C
視聴
・根菜のみそ汁について、おいしく安全に仕上げるための作業ポイントを解説。1人分の出来上がりが150gとなるよう蒸発量も管理します。仕上げに用いるねぎは加熱しないため消毒します。

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8.厨房機器を使った大量調理:オレンジゼリー
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視聴
・寄せ物の調理方法として、ゼラチンを使ったオレンジゼリーについて解説。加熱後、中心温度を3点確認して、火を止めます。ピッチャーに10人分の分量を入れ、カップに分注します。

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9.厨房機器を使った大量調理:料理の提供と食器の洗浄
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視聴
・料理の提供、食器や器具類の洗浄について解説。温かい主菜は焼き上がり時間を提供時間の直前にしたり、汁物はウオーマーテーブルで保温しながら提供したり、冷菜はお客様がコールドショーケースから直接取り出す形で提供したり。料理の提供準備が整ったら、今回は、お客様自身に料理をとっていただくカウンター配膳提供方式で提供します。

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【キャリア講座紹介①】栄養学部 1年生から将来を考える!企業参加型の講座を開講


sum740 大学4年間は長いようであっという間です。本学では、1年生から将来を見据え、自分の目指すものや興味関心に向き合うことのできる授業の一つに、「共通特論XⅦ キャリア講座1(企業参加型)」があります。

この授業は、企業の方にご参加いただくことが大きな特長です。
半年間で2つの企業様(ProjectA及びB)より、実際に企業が直面する「課題」を提示いただき、それを解決するためのグループワークを行います。グループで導き出した解決法について中間・最終と2回のプレゼンテーションを行い、現状に即したフィードバックをいただきます。

2023年度は、株式会社With Green 様 と 株式会社 星野リゾート・マネジメント様にご協力いただきました。
今回は、それぞれの最終プレゼンテーションの様子をご紹介します。

◎Project A(2023年10月12日~11月9日)
株式会社With Green 様
【課題】大学の食堂を今以上にワクワクする場所にするために私たちは何かできるか。
提案書を作って大学にプレゼンテーションしよう!

最終プレゼンテーションでは、5つのグループからそれぞれ、ピクニックイベント実施、世界のチートデイ体験実施、昔懐かしい給食メニュー提供、就活について話せるイベント実施、くつろぎテーブルスペースと軽食の提供といったプレゼンテーションが行われました。

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▲グループによるディスカッションの様子。

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▲グループによるプレゼンテーションの様子。

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▲《代表取締役社長/CEO》 《武文智洋》様による講評。

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▲学生たちの個別質問や相談に、直接《最高執行責任者/副社長》 《武文謙太》様が熱心に答えてくださいました。

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▲実際にプレゼンテーションに基づき、坂戸キャンパスのカフェテリアにて、学食として販売されました。

◎Project B(11月30日~1月11日)
株式会社 星野リゾート・マネジメント 様
【課題】 皆さんが、入社1年目の星野リゾートのとある宿泊施設のスタッフだとしたとき、解決したい「社会課題」を選んでください。その社会課題についてリサーチし、 課題解決案を提案してください。

学生たちは、星野リゾートだからこそできるプランを提案するため、準備を重ねました。
最終プレゼンテーションでは、5つのグループからそれぞれ、孤食を解決するための星野リゾートを利用した「シニアマッチング」によるランチレストランの経営や、ファミリー向けのフードロス対策のイベント開催、外国人労働者による出身国の食事メニュー提供、星野リゾートのホテル付近の地域活性化のための体験イベント、漁業に深刻な影響を与える「磯焼け」を知り、それを減らすための活動、といったことをプレゼンテーションしました。

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▲プレゼンテーション後、星野リゾート 《星野リゾートグループ》《窪田哲朗》様・《秋山七音子》様によるフィードバック。

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▲表彰されたチームへ自然と拍手が起こりました。

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▲プレゼンテーションを終え、緊張もほぐれ、笑顔で記念撮影。

講座終了後に学生にインタビューすると、「将来どのような道に進むか、まだわかりませんが、異なる業種の企業の方々のお話を伺うことができ、キャリアについて考えることができました。」「プレゼンテーションの準備は大変でしたが、社会でご活躍されている方にフィードバックをいただくことができ、本当に勉強になりました。」「この課題を最後までやり遂げた自分を褒めたいです。これまでは、自分の意見を他の人に伝えることが苦手で避けてきましたが、今回自分から意見を出し、“アクションする”ことがとても大切だと実感しました。」といった声を寄せてくれました。



コープデリ生活協同組合連合会 × 女子栄養大学 食文化栄養学科 学生開発の健康に配慮したお弁当第2弾の2品が4月15日(月)より新発売


sum 2024年4月15日(月)より、コープデリ生活協同組合連合会グループの5生協にて、本学 食文化栄養学科・浅尾貴子専任講師のゼミ生が開発した健康に配慮したお弁当第2弾が発売されます。

浅尾専任講師の指導の下、ゼミに所属する学生(2024年3月卒業生含む)がコープデリの組合員や消費者のニーズを調査・検証し、おいしさと健康への配慮を両立できるお弁当を目標に商品開発を進め、提案した6品のうち2品が商品化に至りました。

今回販売する「かつおまみれの鶏から弁当」と「大きな!!和風豆腐ハンバーグ丼」のコンセプトは、第1弾同様に「毎日が すこやか美味しい コープデリ!」で、下記の目標を決め、開発を進めました。

◎メインターゲットはコープデリのお客様の中心層である40代の女性やシニア層
◎スマートミール(※)の認証基準をクリアした健康に配慮していること
◎おかずの品目数が多く、彩りのよいメニューであること
◎ごちそう感があり独自性のある商品であること

サイズの大きな豆腐ハンバーグ、鶏のから揚げ(揚げ物)といったメインのおかずに加え、野菜(副菜)は140グラム以上ありますが、だしの減塩効果やあんかけ等の工夫により満足感のある味を実現。おいしく、健康的に食べられる弁当に仕上がりました。

また、第1弾の弁当で採用した、食材のイラストを描いた「掛け紙」が大変好評だったことから、今回も学生が考案し、お手にとっていただけるデザインに仕上げました。

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○開発した学生のコメント○
「かつおまみれの鶏から弁当」
前回はトマトのうま味を生かして減塩効果につなげました。今回は「かつおだしのうま味」に着目し、かつお節を使ったから揚げをメインにすることで食塩相当量を抑え、味をしっかり感じることのできるおいしい弁当に仕上げました。ご飯には野沢菜に加え、かつおぶしのふりかけも使いました。たっぷりの野菜と共にお召し上がり下さい。

「大きな!!和風豆腐ハンバーグ丼」
やわらかな食感の豆腐ハンバーグは大きめサイズ。食べ応えを追求しながらもエネルギーや脂質、食塩相当量はスマートミール基準。和風だしのみぞれあんで、野菜の甘さを生かしたやさしい味わいに仕上げました。たけのこやスナップエンドウなど春の食材と花型のお麩で、春らしさと華やかさを意識したので、見た目でもお楽しみいただけます。

-販売概要-
発売日:2024年4月15日(月)より
販売価格:「かつおまみれの鶏から弁当」 本体価格598円(税別)
     「大きな!!和風豆腐ハンバーグ丼」 本体価格498円(税別)
販売店舗:コープデリ連合会会員5生協で惣菜の製造施設のある88店舗
(コープみらい69店舗、いばらきコープ5店舗、とちぎコープ4店舗、コープぐんま8店舗、コープながの2店舗)

※スマートミール とは
健康づくりに役立つ栄養バランスのとれた食事メニュー。一食のうち、主食・主菜・副菜が揃い、野菜がたっぷりで食塩のとり過ぎにも配慮 しています。一般社団法人健康な食事・食環境コンソーシアムによる「健康な食事・食環境」認証制度として提唱しています。

▶プレスリリースはこちら

▶女子栄養大学 食文化栄養学科HP



[EIDAI栄養学]栄養学部の新たな学び-2025年4月栄養イノベーション専攻開講


sum202404 女子栄養大学は、全国初の栄養学部を誕生させた、栄養学部だけのユニークな大学です。
栄養学部には、栄養学を広く深く学んで実践力を究める「実践栄養学科」、人々が直面する様々な健康問題に栄養学からアプローチする「保健栄養学科」、多彩な食の魅力を栄養学から開拓する「食文化栄養学科」の3つの学科があります。さらに保健栄養学科には2つの専攻があり、その1つ、栄養科学専攻は2025年4月に栄養イノベーション専攻へ名称変更します。

女子栄養大学の構成 (2025年~)
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栄養イノベーション専攻で、誰もが健やかに心地よく暮らせる社会を目指す。
―EIDAI栄養学で栄養学の基礎をしっかり学ぶ。食と健康について、“関わり=つながり”まで理解する。
栄養学は、食物と人間と社会との関わりを科学的に探究し、実践に結びつけることで、すべての人々の健康と幸せを実現していくために必要な学問です。地球には多種多様な食物があり、人間もひとりひとり食の好みや身体状況、ライフスタイルや生活環境が違います。食と健康を考える時、たくさんの要素が存在し関連しあっていることを理解する必要があります。
EIDAI栄養学は、栄養学を生活にいかす「実践」を重視し、栄養学の理論と実践を追求し続けてきました。栄養イノベーション専攻は、栄養学の基礎をしっかり学び、その上で専門性を深めることのできる学修スタイルを整えました。食の全体をイメージして、ひとつひとつの出来事や課題を捉える。個々の事象だけではなく、それらの“関わり=つながり”を理解できる学びがあります。
―食べ物、からだ、栄養情報に着目すると、様々な“つながり”が見えてくる。“つながり”を捉えて食の全体がイメージできると、個々の事象の理解も深まる。
例えば、食べ物。生産から流通・販売まで、食品の入手から食事まで、さらに食品ロスや資源の浪費とならないように廃棄・保存・再利用まで、様々なつながりを学びます。
例えば、からだ。食べ物が体内で変化していく代謝のプロセスや、空腹と食欲の仕組みなど、生命や健康の維持に欠かせない様々なつながりを学びます。
例えば、栄養情報。1日3食、365日、生きてきた年月に積み重ねたひとりひとりの食体験は膨大なもの。人間の食行動の仕組みと様々な情報とのつながりを学びます。

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―栄養学を“これから”にいかす。「栄養学の基礎+自分らしい専門性」を身に付け、新たな食品や生活スタイル、社会システムを創り出す実践力を養う。
これからの日本はさらに人口が減少し、人々の寿命は延伸する。世界的な食物の大量生産・消費は地球環境に深刻な影響を与える。AIやICT技術はさらに発展する。社会が大きく変化していくなかで、人間も地球も健やかに心地よくあるために、栄養学をこれからの暮らしや社会にいかしていくことはますます重要になります。そのための学びが、栄養イノベーション専攻にあります。
栄養と食を通じて人々のWell-beingと持続可能な社会を創るための3領域。自分の興味・関心のある領域を選んで学ぶことができ、領域の科目を横断的に学ぶこともできます。栄養学の基礎にプラスして、自分らしい専門性を磨くことで、新たな食品や生活スタイル、社会システムを創り出していく実践力を養います。

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栄養イノベーション専攻の詳細はこちら>>>

▼[インタビュー]栄養学でイノベーションを起こすはこちら>>>
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【大学・短大の学生の皆さまへ】生成AIの利活用に関する本学の対応について


2024年4月

学生のみなさんへ

女子栄養大学・女子栄養大学短期大学部
学長 香川 明夫


生成AIの利活用に関する本学の対応について

女子栄養大学及び女子栄養大学短期大学部は、「食により人間の健康の維持・改善を図る」を建学の精神とし、栄養学を生活に活かすことで我々の生命や健康を支えることに貢献できる専門家の養成を教育・研究上の目的としております。 既知の事実から未知の世界へと科学は常に進歩し続けるため、生涯にわたってその専門の分野について学び続け、実践し続ける基本的姿勢を身に付けねばならないと考えています。

近年、ChatGPT等に代表される高度な生成AIの利用者が急増しております。教育・研究上においても生成AIを適切に活用することで、学修効果の向上など、その可能性が示されているところです。従って本学園では、ChatGPTをはじめとする生成AIについて、一律に禁止することは行いません。むしろ生成AIの可能性を追求し、それを効果的に使いこなせることこそが、21世紀の社会で必要とされる人材です。生成AIは、たとえば、各種課題、論文、レポート等の作成の際に、それを利用してブレインストーミング、論点の洗い出し、情報収集など、皆さんが自分の頭で主体的に考えることを補助・支援するツールとして活用することができます。しかし、利活用するには生成系AIの特性を理解し、それに留意しながら使用する必要が当然ながら生じます。2023年7月13日付で文部科学省高等教育局より「大学・高専における生成AIの教学面の取扱いについて」が周知されたことを踏まえ、現時点での本学園としての生成AI(ChatGPT等)の活用に関する基本方針をまとめました。学生のみなさんには別途基本方針を提示しますので、今後は提示された基本方針を参照し、学修に取り組んでください。
なお、基本方針の主な項目は次のとおりです。
1.各種課題の作成、論文やレポートの作成には直接使用しないこと
2.情報の正確性や信頼性に留意すること
3.プライバシーと倫理に留意すること
4.著作権、商標権、意匠権、パブリシティー権を侵害しないように留意すること
5.各授業での活用について



埼玉県久喜市の学校給食献立を食文化栄養学科の学生が考案


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本学と包括連携協定を締結する埼玉県久喜市との取り組みで、堀端薫准教授のゼミに所属する食文化栄養学科 4年生 枝廣美里さんが『久喜市産農産物を活用した献立』をテーマに市内の学校給食献立を考案しました(指導:給食システム研究室 堀端薫准教授)。

実際に学校給食で提供できる献立に仕上がるまでの約半年間、久喜市立学校給食センターと何度も試作と調整を重ねて献立が完成し、ご飯を主食にした献立とパンを主食にした献立の2種類が、それぞれ令和5年11月と令和6年1月に久喜市内の小・中学校で提供されました。

◆ご飯を主食にした献立(令和5年11月提供)

ごはん・牛乳・たらの金色揚げ・秋のわくわくごはんの具・オール久喜自慢のみそ汁
【献立に使用した久喜市産農産物】長ねぎ、大根、さつまいも、米

▶令和5年11月17日(金)実施 久喜小学校でのご飯を主食にした献立提供と久喜市梅田市長との交流試食会はこちら


◆パンを主食にした献立(令和6年1月提供)

こどもパン・牛乳・胸いっぱいふんわりチキン・手作りトマトドレッシングのサラダ・かぼちゃ豆乳シチュー
【献立に使用した久喜市産農産物】小松菜、大根、トマト、かぼちゃ

◆献立のコンセプト
給食の時間が楽しい!と思ってもらえるよう「自分で作る献立」をコンセプトに献立を考えました。
また、楽しさに加え「学べる献立」を目指し、三色食品群の学習につながるように、使用する食材の色にもこだわりました。

子どもたちからはたくさんの「美味しかった!」の声をいただき、献立に使用した久喜市産の野菜を紹介すると関心をもって食べていました。


▶久喜市HPはこちら



女子栄養大学短期大学部×荒川区×区内飲食店50店舗 「あらかわ満点メニュー」「おうちde満点」新メニュー発売開始


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女子栄養大学短期大学部(東京都豊島区)と東京都荒川区・区内飲食店との連携事業である「あらかわ満点メニュー」「おうちde満点」の新メニューの提供が区内飲食店で2023年10月28日(土)より開始しました。

「あらかわ満点メニュー」は、荒川区において、外食の機会が多い働き盛り世代の食環境整備の一環として、荒川区保健所、荒川区内の飲食店、女子栄養大学短期大学部 栄養指導研究室が連携し、2006年度よりスタートした事業です。2020年度からはテイクアウトメニュー「おうちde満点」の提供も行っています。

同研究室 小澤啓子准教授のゼミ生が中心となり、各店舗独自の味や特徴を生かしながら、「おいしくて、健康に配慮したメニュー」を開発しています。現在は区内飲食店50店舗でメニューを提供中です。

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メニュー開発に携わった短期大学部 栄養指導研究室のメンバー(前列中央:小澤啓子准教授)

●開発の流れ●
図1

「あらかわ満点メニュー」「おうちde満点」が喫食・テイクアウトできる飲食店は、発売にあわせて荒川区から発行されている普及促進紙「MANTEN Vol.17」と荒川区のホームページ(※)にてご確認いただけます。
※荒川区HP
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/a033/kenkouiryou/kenkouzukuri/tenpo.html

YouTube(荒川区公式チャンネル)にて、今回新たに制作したメニューが紹介されています。
▶令和5年度「あらかわ満点メニュー」新規店舗登場!
▶令和5年度「あらかわ満点メニュー・おうちde満点」4メニュー新登場!

▶プレスリリースはこちら



女子栄養大学 × 埼玉県三芳町 食文化栄養学科3年生が「みよし野菜」を使ったお弁当2種類を考案


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本学と包括連携協定を締結している埼玉県三芳町との取り組みで、食文化栄養学科 平口嘉典准教授のゼミ生と「みよし野菜ブランド化推進研究会」が「みよし野菜(※1)」を使った「みよし野菜癒しのレシピ」を開発しています。
2018年度よりスタートし、5年目となる今年度は、ゼミの3年生10名が2チームに分かれ、「心ほんわかみよし日和。」と「多くのみよし野菜で彩りを しあわせ弁当」の2種類を考案しました。
11月14日~11月27日JAいるま野「あぐれっしゅふじみ野」、11月17日限定 福祉喫茶ハーモニーにて販売します。

お弁当紹介
▲弁当写真/学生制作の弁当紹介チラシ

学生たちは、事前に町内の圃場を見学し、生産者の方々の話を聞き、販売施設を訪れて、「みよし野菜」の理解を深めたうえで、レシピ考案に臨みました。2種類のお弁当は、JAいるま野農産物直売所「あぐれっしゅふじみ野」と三芳町文化会館(コピスみよし)内にある「福祉喫茶ハーモニー」において販売されます。
販売に先立ち、10月27日(金)には、三芳町役場で試食会が開催され、三芳町の林伊佐雄 町長をはじめ役場の方々や農業生産者、いるま野農業協同組合、販売先の方々が参加される中、学生たちはチームごとに考案したメニューについてプレゼンテーションを行い、弁当を披露しました。

集合写真

- 販売概要 -
◆JAいるま野「あぐれっしゅふじみ野」
販売期間:11月14日(火)~11月27日(月)※11月15日(水)は店休日のため販売はありません
販売食数:「心ほんわかみよし日和。」15食、「しあわせ弁当」15食
販売価格:弁当各600円(税込)
住所:埼玉県ふじみ野市うれし野2-4-1
電話:049-263-5637

お弁当の他に、あぐれっしゅふじみ野では、キッチンカーにて、学生考案の豚汁も販売します。
販売日:11/14.16.17.20.21.24.27の7日間
販売価格:150円(税込)

◆福祉喫茶ハーモニー
販売日:11月17日(金)
販売食数: 2種類のお弁当をミックスした「お楽しみ弁当」1種類 160食
販売価格:600円(税込)
住所:埼玉県入間郡三芳町藤久保1100-1(三芳町文化会館(コピスみよし)1階)
電話:090-1843-1366
※1 みよし野菜:三芳の大地が育んだ美味しくて、高品質な野菜。先人たちの知恵により、落ち葉堆肥などを使った土作りと、子どもを育てると同じように愛情を込めて作った野菜は、安心安全。採れたて野菜のうまみは、産地ならではのもの。
埼玉県三芳町観光情報ページより抜粋)

▶プレスリリース全文はこちら



食文化栄養学科の学生が考案した「みそぽてコッペ」「みそぽてくるみコッペ」を試験販売


埼玉縣信金 sdg_icon_04_ja_2 sdg_icon_08_ja_2 sdg_icon_09_ja_2 sdg_icon_12_ja_2 sdg_icon_15_ja_2 sdg_icon_17_ja_2

2024年1月27日(土)に、食文化栄養学科の学生がレシピを考案した「みそぽてコッペ」と「みそぽてくるみコッペ」を『秩父はんじょう博』の会場(ウニクス秩父)にて試験販売を行いました。

「みそぽてコッペ」と「みそぽてくるみコッペ」の開発では、本学と連携協定を締結している埼玉縣信用金庫が秩父地域の新名物を生み出すためにコーディネーターとなり、みそぽてと本舗有限会社が製造する秩父地域のご当地グルメである「みそぽてと」、有限会社秩父学給パンセンターの「コッペパン」、社会福祉法人清心会で作る「借金なし味噌」、その他秩父産の食材を組合せ、食文化栄養学科(平口嘉典准教授ゼミ)の学生がレシピを考案しました。

『秩父はんじょう博』当日は、レシピを考案した学生達が地元企業の協力を得て、「みそぽてコッペ」と「みそぽてくるみコッペ」計200個を製造、販売しました。



なお、本取組についてはちちぶFMにて、2月11日(日)14時~15時放送の番組「ほっとTEAタイム」にて取り上げられる予定です。

▶埼玉縣信用金庫によるニュースリリースはこちら