栄養イノベーション専攻
臨床栄養管理研究室
恩田 理恵 教授
アプリで健康問題を解決!?
皆さんは、スマートフォンやスマートウォッチなどで1日の歩数や体温、体重が記録できることはご存じでしょう。実際に活用している項目はありますか。
健康管理アプリには、健康に関する知識、情報の提供や、データの記録・管理、分析、相談、指導・助言、教育など様々な機能があります。
健康管理アプリ(ヘルスケアアプリ)には、体重や歩数などに始まり、食事、睡眠、体調、ストレス・メンタル、運動の管理などがあり、測定値の記録だけでなく、リマインダー、データ分析、グラフ化、アドバイス、コミュニケーション機能などが、組み合わせて提供されています。
例えば、アプリの歩数からは、歩幅、歩行速度、安定性などの歩くくせ、ウォーキングとランニングの距離、安静時消費エネルギー量、活動での消費エネルギー量などもわかります。その記録は、週、月、年と膨大な量が蓄積されていきます。
健康・体調管理
一方、食事管理アプリでは、食事内容を画像などで簡単に記録できるため、そこから何をどれだけ食べたか、摂取栄養素量や食事の環境など多くの情報が得られ、自分の食習慣や嗜好が把握できます。
食事管理
自身の食事や運動の記録からどんなことがわかり、どんな活用法が考えられますか。 摂取エネルギー量と消費エネルギーを比較して体重を調整することなどができますね。さらに、トレーニング方法を紹介するアプリなどもあります。
ダイエット・運動指導
若い皆さんはもちろん、子どもや親、祖父母世代それぞれに必要な健康アプリを教えることも大切ですし、こんな健康アプリがあると役に立つな、と考えることも楽しいですよね。また、患者さんや障害のある方の治療の記録や服薬、リハビリテーションの効果などへの活用もあるでしょう。
健康相談・遠隔医療
今、栄養を含む健康の課題の解決にむけて、ICTの様々な活用が期待されています。
先生からヒトコト
栄養と食を通じて人々の健やかな生活と持続可能な社会を作るため、アイデア・食品・生活スタイルを考え実践したい方、本学で一緒に学びましょう!!