
2024.08.31
社会連携
2024年度 としまコミュニティ大学講座『国内外における食・栄養の格差とSDGs』を実施
2024年8月23日(金)、本学駒込キャンパスにて、今年度本学が担当する第1回目の「としまコミュニティ大学」が開催され、栄養学部 地域保健・老年学研究室 新開省二教授による『国内外における食・栄養の格差とSDGs』の演題で講義を行いました。
講義は、日本外交の基本、持続可能なSDGs、公衆衛生分野における日本の位置と役割、我が国の食・栄養に関連する健康課題という4つの項目に分けて説明、解説を行いました。
国際的には健康寿命の延伸と健康格差の是正が求められ、温暖化による食料供給の問題に対し国際間で協調していくことや、日本の平均寿命、健康寿命が世界的に見てもトップクラスであることから、これまでに行われた疾病予防、公衆衛生の問題、少子高齢化に対する取り組みなどについて、世界の国々に対し積極的に発信していくことが必要であると解説されました。また、国内の食・栄養に関する健康問題としては、特に高齢者では低栄養が問題であることをご自身の研究・活動などから解説し、その対策などについても紹介されました。
当日は約50名の方が参加され、受講された方々は先生の話を聞きながら、真剣にメモを取られている様子でした。
「としまコミュニティ大学」は豊島区と区内7大学との連携協定により、協働で各大学の特色を活かした講座を開催し、学習の成果を地域につなげる事業を展開している総合的な学びの場です。
今年度、本学が担当する「としまコミュニティ大学」の講座は以下の2講座です。 ▶2024年9月13日(金)14時~16時 「毎日を健康で過ごすための食事の工夫」/短期大学部 臨床栄養学研究室 佐藤智英教授 ▶2024年9月24日(火)13時~15時 「グローバルな視点からみた栄養問題と食育」/栄養学部 国際食コミュニケーション研究室 衞藤久美准教授
講義の概要およびお申し込み方法は、としまコミュニティ大学のホームページ(下記リンク)にてご確認いただけます。

