
2022.06.14
社会連携
本学 府川則子准教授が三郷市健康づくり講演会で講演
6月11日(土)三郷市鷹野文化センターにて、三郷市と健康づくりを進める会inみさとの共催による、三郷市健康づくり講演会で府川則子准教授が「フレイル予防で心も体も若く・元気に」の演題で講演を行いました。当講演会は昨年度に実施の予定をしていましたが、コロナ禍の折、延期となり、今年度にようやく実施の運びとなりました。

「フレイル」とは健康と要介護の中間状態のことを呼び、加齢と慢性疾患が積み重なることで些細なストレスでありながら、その原因に見合わない健康被害を被る可能性のある状態であり、フレイルの5つの症状(兆候)として『体重減少』『疲労感』『歩行速度の低下』『筋力(握力)低下』『活動量の減少』をあげ、原因として『筋肉量の減少』『低栄養』『社会的孤立』と慢性疾患が関連していて、フレイル予防対策の4本の矢として『持病の治療』『栄養』『運動』『社会参加』をあげました。



講演の後半ではフレイル予防には栄養と食事の工夫が必要で、筋力の維持のためにも筋肉の素となるたんぱく質を多く含む食品(肉・魚・卵・大豆)を朝昼夕の主菜に「手のひら1枚分」を意識して食べるようにして、朝昼夕の食事で均等に食べることが大切であり、主食(ごはんなどの炭水化物)・主菜(肉・魚・卵・大豆などのたんぱく質)・副菜(野菜・キノコ・海藻類)をそろえて食べましょうと話をしました。


当日は27名の方が参加され、90分の講演でしたが参加者の皆さんはメモを取りながら熱心に受講されていました。