2024.09.02

学園

[栄養生理学研究室]東洋大学駅伝部への本学の栄養サポートの実績が合宿所の記念碑に刻まれました

女子栄養大学栄養生理学研究室(上西一弘教授)では、2009年から東洋大学陸上部長距離部門の栄養サポートを実施しています。

日常的な身体計測や血液検査、食事調査以外に、毎年の夏合宿では群馬県の東吾妻(ひがしあがつま)町の「轟山荘」で選手とともに生活し、食事の提供を行っています。食事メニューの考案、試作、実際の提供と一連の食事提供を実践の現場で体験しています。東吾妻町では町を挙げて応援して下さっており、町や地元の方からの差し入れもたくさんいただきます。もちろんこれらの食材も選手に提供することになります。貴重な夏の体験が学生の成長にもつがなっています。

今年、轟山荘の記念碑が完成しました。記念碑には、東洋大学のスローガン「その一秒をけずりだせ」の言葉とともに、長年にわたり夏合宿にご尽力している轟さんはじめ関係者の方々の活動やお名前も刻まれています。その中に、「女子栄養大学 上西先生」のお名前もあります。

[夏合宿の食事提供を終えて]

東洋大学陸上競技部の夏合宿にて、食事提供を行いました。
食事を楽しんでもらうこと、その中で体づくりの助けとなる栄養が摂れることを目的とし、献立を考えました。
試作では、見た目に華やかさを出すことで、ありきたりの献立ではなくなるように試行錯誤をし、献立を決定しました。
特に今回は、お子様ランチやお祭りをイメージした献立、昨年に引き続きシェイクうどんなどを取り入れ、普段の寮とは違う食事で楽しさを感じてもらえるようにしました。

合宿中は、想定外のことも起きるため、臨機応変な対応が求められること、協調性を持って助け合うことが何より大切だとわかりました。楽しそうに食事をする選手の姿を見ることや美味しいと言ってもらうことができ、私たちも嬉しい気持ちになりました。
合宿での選手への食事提供という機会をいただくことができ、貴重な経験をさせてもらえたことに感謝の気持ちでいっぱいです。この経験を今後に活かしていきたいと思います。

栄養生理学研究室ゼミ生 木村彩乃