私たちの食事の在り方は、個人の健康だけでなく、社会や地球環境にも大きな影響を及ぼします。
この程、毎日の食事で、何をどう食べるか、食生活をめぐる諸問題の解決に向けて、健康面だけでなく、環境面にも配慮した食生活の実践をサポートするための”人と地球の未来をつくる「健康な食事」実践ガイド”を開発、公開しました。
本ガイドは、令和2～4年度厚生労働科学研究費補助金（循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業）によるもので、女子栄養大学 林 芙美 准教授（食生態学研究室）が研究代表者となり、人々の健康と環境の双方に配慮した「健康な食事」の実践をサポートするためのものとなります。
また、ガイドの開発に関連し、お茶の水女子大学 赤松利恵 教授（基幹研究院自然科学系）らと、スマートミールの主菜のたんぱく質源別に温室効果ガス排出(GHGE)の推定について共同研究を行い、GHGEを最も抑える肉類は鶏肉であること、同カロリーでも主菜の食材選択によりGHGEは最大約10倍の差があることが判明しました。
この研究で得られた知見は、環境面を考慮した日本人の食事ガイドの作成に役立つ可能性があると考えられ、研究結果も踏まえて、ガイドでは「ライフスタイルに合わせて、できることから、持続可能な『健康な食事』をはじめてみませんか」と提案し、役立つコンテンツを掲載しています。
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