「キウイでポジティブを届けよう!レシピコンテスト」で短期大学部2年生チームが優秀賞受賞

2023.09.05

学園

「キウイでポジティブを届けよう!レシピコンテスト」で短期大学部2年生チームが優秀賞受賞

一般社団法人 全国栄養士養成施設協会主催『~栄養士・管理栄養士の卵たちが考案~「キウイでポジティブを届けよう!」レシピコンテスト』の最終審査会にて、女子栄養大学短期大学部2年生のチームが優秀賞を受賞しました。

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▲優秀賞を受賞した「キウイ美味しい超えておいD―!クラス」(グループ名)の3人

本コンテストのテーマは、「栄養士・管理栄養士を目指す学生の視点を活かした、キウイを使用したヘルシーでポジティブになれるレシピ」で、レシピ応募総数は508件、一次審査会は8月10日で、上位6グループが最終審査に進出しました。

8月29日の最終審査会では、調理実技・開発したレシピのプレゼンテーション、審査員による試食が行われ、本学短期大学部2年生の三浦天寧さん、山本亜姫さん、吉川明子さんの「キウイ美味しい超えておいD―!クラス」(グループ名)が見事、優秀賞を受賞しました。

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▲試食する審査員を前にプレゼンテーション行う3人

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▲優秀賞を受賞した「濃厚!キウイチョコブラウニー」


以下、優秀賞を受賞した学生の声をお届けします。

キウイの活かし方
キウイの酸味とミルクチョコレートの甘味が、対比効果ですっきりして後味もさわやかになります。ミルクチョコレートは優しいコクがあるので、その分砂糖を減らし、甘さを控えめにしました。
輪切りのキウイが美しく、写真映えする要素にもなっていますが、ブラウニーの中にも角切りのキウイが入っているので、食べ終わるまでキウイを感じることができます。 キウイの爽やかさにより、重くないチョコブラウニーに仕上げました。

レシピ開発にあたって
6月頃から準備をはじめました。ブラウニー以外にもテリーヌなど、他のスイーツも考え試作しましたが、応募作品には手軽においしく作ることのできるブラウニーを選びました。レシピを作る上で苦労したのは対比効果を狙うためのチョコレートとキウイのバランス、そして焼き時間です。試作は15回以上行い、最終審査会前日まで規定時間内に収まりしっとり仕上がるように焼き方の工夫を重ねました。
コンテストでは片付けも含めて50分で調理を行うので、焼いてから冷やすことを考えると、焼き時間は18分にする必要がありました。また、コンテスト会場は電気でなく、ガスオーブンなので、焼き過ぎに注意しなければなりません。事前に3人で何度も調整し、本番でも美味しく焼き上げることができました。

このレシピの対象
レシピの対象者は、「手軽だけどかわいく、おいしいものをバレンタインに作りたい女子高生」にあるかな、と思っています。でも、甘いものが好きでも少し苦手でも、キウイの存在のおかげで多くの方に受け入れてもらえるレシピになりました。このレシピを作りたいと思っていただけるのならばとても嬉しいです。

受賞したときの気持ち
名前が呼ばれたときはびっくり、でも賞がとれてほっとしました。
ご指導いただいている豊満美峰子教授が非常に喜んでくださったので、そんな先生のお姿を見て、実感が湧きました。3人で取り組んだこの期間、試作や工程の確認を通してずっと楽しく過ごせました。このような結果に繋がり、とても嬉しいです。

社会人入学の学生の想い
高校時代から、女子栄養大学へ憧れを持っており、育児が落ち着いたタイミングで、好きな料理について、正しい知識を身につけ、そしてスキルを高めたいという想いが募り、短大部に入学し、栄養士を目指すことにしました。今回は世代の異なる同級生とコンテストに向けて本気で取り組み、毎日毎日非常に楽しく、有意義に過ごすことができました。
コンテスト参加者にも社会人の方が複数いて刺激を受けました。同じクラスにはほかの社会人入学生の友人もいて、バックグラウンドの違いや卒業後の目標を語り合うなど、良い刺激をたくさんもらっています。卒業後は、身に着けた知識や調理力で周りの方を健康に、そして笑顔にできるお食事を作っていけるようになることが目標です。

今後に向けて
最優秀賞を獲得するぞ、と意気込んでいたので、正直、少し悔しさはあります。
ただ、今回他の5グループの調理場面やプレゼンテーションを見て、大変勉強になりました。皆さんのレシピを拝見すると、キウイはスイーツとしても、料理としてもメイン食材として輝くのだな、と感じました。また、キウイの皮を丸ごと使ったレシピに驚いたり、加熱してもしなくてもおいしいフルーツなのだな、と思ったり…と新たな発見ができた貴重な機会でした。
今後も他のコンテストにエントリー予定で、 今回さらに好きになったキウイも活かせたら、と考えています。このようなコンテストは初めて出場しましたが、短大部での普段の学びを活かす場、そして外部の方々からの刺激をいただける場であり、大変貴重な機会となりました。

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