国際交流課ではオンラインで気軽に留学生とお話する
KNU Cafe Globalを定期的に開催しています。 コロナ禍で海外に行けない今、学内の中でオンラインで英語でおしゃべりしたい！そんな学生の声を受け、2021年よりスタートした新しい取り組みですが、本年度よりは「対面」に戻し、実施をしています。
本年度、第3回カフェグローバルは「留学生交流会」の一環として12月2日（土）にクリスマス会を実施しました。クリスマス会では毎年第1部はそれぞれの国でクリスマスを若者がどう過ごすかについてのおしゃべりをし、第2部では各国の簡単なゲームで遊び、優勝者には素敵なクリスマスプレゼントを渡しています。今年は、インドネシア、マレーシア、タイ、ナイジェリア、アメリカから留学生7名が参加し、4名の学部生と交流を深めました。
今年は様々な国のより留学生が集まりましたので、留学生の出身国のクリスマスの様子を少しご紹介したいと思います。
【インドネシア】
クリスマスはショッピングのセールがあったり、モールにイルミネーションが飾られたりなどはしますが、インドネシアにとってはごく普通の日という位置づけです。家で特別な料理を作ることもないですし、プレゼントを用意することもありません。インドネシア人の多くはムスリム教徒のため、クリスマスはやはりクリスチャンのイベントという位置づけにあります。インドネシアのクリスチャンの多くは中国人で、人数としては数パーセントであり、クリスチャンの人たちは教会に行くと思います。
【マレーシア】
マレーシアは多国籍な国であるため、クリスマスという行事には国家的に敬意を示しており、1週間のクリスマス休暇（国民の休日）になっています。国家的には特別な日で1週間の休みがありますが、自分にようなムスリム教徒にとっては普通の日ですので、特にイベントがあるわけではなく、多くの人が自宅に戻り、家族と時間を過ごします。私もクリスマスの時には自宅に戻り、家でゆっくりしてお母さんの手料理（いつもと変わらない料理です）を食べました。
【タイ】
タイではクリスマスになるとショッピングモールにクリスマスイルミネーションが登場します。クリスマスは色々な物がセールになるので、それを買うために若者はショッピングしたり、イルミネーションを見たりしますが、家庭内ではごく普通でタイ料理を食べています。
【アメリカ】
アメリカにとってクリスマスは特別な行事です。クリスマスの前には150㎝以上あるもみの木（本物）を車で買いに行き、もみの木を車の屋根に縛り付けて家に持ち帰る車がたくさん見られます。（クリスマスの風物詩です。値段は１本１万円ぐらい）私の家でも本物のもみの木を買い、家で様々な飾りつけをしました。また、クリスマスの当日にはクッキーを焼き、ミルクと一緒にサンタさんにお供えします。一生懸命走ってきたトナカイにも敬意を示し、ニンジンのお供えをします。プレゼントは、日本と違い大人が子供にあげるのではなく、「交換する」という概念です。子供もお父さん、お母さんへのプレゼントを用意し、家の中でプレゼント交換をします。教会に行ったり、様々なクリスマスパーティーやイベントが開かれ、子供の頃の楽しい思い出がたくさんあります。
様々な国のクリスマスの様子が分かりましたが、留学生の国ではクリスマスの位置付けは「宗教イベント」であり、そこが日本との大きな違いであるように感じました。また、日本では「若い人がカップルで過ごす」ということが注目されがちではありますが、アメリカではクリスマスは大人というよりも「子供のためのイベント」で、子供が中心で楽しむものという認識であるとのことでした。
交流会の第2部では恒例の「各国のゲーム」を行い、優勝者３名にプレゼントが贈られました。今年はインドネシア、アメリカ、日本のゲームを行い、大変な盛り上がりを見せました。
コロナを経て、ようやく対面が実現した留学生交流会。コロナ前の日常がやっと戻ってきたようで、留学生にとっても、日本人学生にとってもとても良い思い出ができました。
女子栄養大学の国際交流課では年間留学生を交えた様々な活動を行っています。詳細は
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