
2023.12.12
学園
栄養学部 石田裕美教授・山中沙紀助教の共同研究の成果が公表
本学栄養学部 石田裕美教授・山中沙紀助教(給食・栄養管理研究室)が行った、カゴメ株式会社との共同研究の成果が論文にて公表されました。本論文の責任著者は石田教授が担当しています。
本研究では、健常な方を対象に、野菜等によりカリウムを増やした食事「増カリウム食」の摂取が尿ナトリウム/カリウム比(Na/K比)に及ぼす影響を検討しました。その結果、増カリウム食の摂取により尿Na/K比の改善(低下)が認められました。
減塩が難しい時にその分カリウムを増やした食事を摂取することが尿Na/K比の改善に有用であることが示唆されました。本研究結果から、血圧管理のために尿Na/K比を指標に食事指導や献立設計を行う際、食味等の観点から減塩を実践・継続するのが難しい場合に、緩やかな減塩とカリウム摂取量の増加を組み合わせた食事も選択肢となり得ると考えられます。献立の幅が広がることで、尿Na/K比ひいては血圧の管理に向けた食行動変容を促進することに貢献できると期待しています。
【論文情報】
〇タイトル
カリウム量をナトリウム量と同程度まで増やした食事の摂取が尿ナトリウム/カリウム比に及ぼす影響
〇著者名
清水友紀子・山中沙紀・牛田悠介・菅沼大行・佐藤郁夫・石田裕美
〇掲載誌
日本栄養・食糧学会誌 第76巻 6号 2023年
【カゴメ株式会社による情報公開】
https://www.kagome.co.jp/library/company/news/2023/img/2023121202.pdf
▶プレスリリース全文はこちら
本研究では、健常な方を対象に、野菜等によりカリウムを増やした食事「増カリウム食」の摂取が尿ナトリウム/カリウム比(Na/K比)に及ぼす影響を検討しました。その結果、増カリウム食の摂取により尿Na/K比の改善(低下)が認められました。
減塩が難しい時にその分カリウムを増やした食事を摂取することが尿Na/K比の改善に有用であることが示唆されました。本研究結果から、血圧管理のために尿Na/K比を指標に食事指導や献立設計を行う際、食味等の観点から減塩を実践・継続するのが難しい場合に、緩やかな減塩とカリウム摂取量の増加を組み合わせた食事も選択肢となり得ると考えられます。献立の幅が広がることで、尿Na/K比ひいては血圧の管理に向けた食行動変容を促進することに貢献できると期待しています。
【論文情報】
〇タイトル
カリウム量をナトリウム量と同程度まで増やした食事の摂取が尿ナトリウム/カリウム比に及ぼす影響
〇著者名
清水友紀子・山中沙紀・牛田悠介・菅沼大行・佐藤郁夫・石田裕美
〇掲載誌
日本栄養・食糧学会誌 第76巻 6号 2023年
【カゴメ株式会社による情報公開】
https://www.kagome.co.jp/library/company/news/2023/img/2023121202.pdf
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