株式会社吉野家ホールディングスと産学連携包括協力協定を締結

2023.06.16

社会連携

株式会社吉野家ホールディングスと産学連携包括協力協定を締結

(上写真)左:女子栄養大学 香川明夫学長 右:株式会社吉野家ホールディングス 辻智子執行役員 グループ商品本部副本部長兼素材開発部部長

令和5年6月12日(月)、株式会社吉野家ホールディングスと本学は、産学連携包括協力に関する協定を締結しました。

本協定の連携第一弾として、吉野家の「牛丼」のスマートミール化(※)に取り組みました。
スマートミール基準に適合した内容にリニューアルした、牛丼と温野菜を一緒に味わえる「牛丼ON野菜」の栄養監修を本学栄養学部 浅尾貴子専任講師が行い、塩分量を調整しながら、成人が1日に必要とする野菜量(350g)の4割超の摂取が可能となりました。「牛丼ON野菜」は、牛丼にガーリックを利かせた胡麻油をからめた温野菜5種類(赤ピーマン・ブロッコリー・かぼちゃ・れんこん・ヤングコーン)を添えた商品です。

現在スマートミール認証を申請中の「牛丼on野菜」は6月1日より吉野家の一部店舗(「クッキング&コンフォート」スタイルの店舗)で販売中です。

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※スマートミールとは(「健康な食事・食環境」認証制度HPより)
スマートミールは一食の中で主食・主菜・副菜が揃い、野菜がたっぷりで食塩の取りすぎにも配慮した健康づくりに役立つ栄養バランスのとれた食事のことです。スマートミール基準は厚生労働省の「生活習慣病予防その他の健康増進を目的として提供する食事の目安」等に基づき設定された基準を満たす必要があり、認証種類は「ちゃんと」と「しっかり」の二つの基準があり、「牛丼ON野菜」は後者の基準に申請しています。

▼締結式後の試食会では、お集まりいただいたメディアの方々と参加者に「牛丼ON野菜」を試食いただきました。
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吉野家は日常食の担い手として、安心健康で豊かな食事を提供することは重要な社会価値と考え、栄養機能を専門分野とする研究者を外部から招聘し、専門的知見や技術開発成果を各施策へ応用する素材開発部を設置しています。同開発部では、「食べることで健康を目指す」機能性表示食品や特定保健用食品の研究開発や健康に関するエビデンスの蓄積およびマーケティング活動への活用、SDGs観点での素材の有効活用などを日々進めています。この度の取組においても、同開発部のメンバーが参画し、健康や生活習慣病予防を意識した食生活を送る方たちのために、伝統の味を守りながら食生活の改善に役立つ、美味しい商品を開発しています。
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今後も本協定のもと、「健康的な食事」という目標に向かって、吉野家の商品開発や飲食業における運営ノウハウと本学のアカデミックな食材の栄養価、調理への知見を持ち寄り、健康づくりに役立つ栄養バランスのとれた食事を提案していきます。
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