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女子栄養大学のいま
【国際交流】世界に向けて、災害栄養の経験を発信(シリーズその①)
学園

【国際交流】世界に向けて、災害栄養の経験を発信(シリーズその①)

2022.08.05
KNU shares Japan's experience with people around the world on managing adequate nutrition intake during the various natural disasters.
KNU provides a lecture for JICA’s online training program to improve maternal and child nutrition in Asia and Africa. This year's theme is ‘securing nutrition intake under the emergency situations’, and nineteen (19) government officials from 9 countries are learning from Japan's experience on securing nutrition intake during the natural disaster events. Lecture video recording was completed on 7/21 and on August 19, 2022 to be followed by a Q&A session with 19 participants.


女子栄養大学国際交流センターでは2017年度より独立行政法人国際協力機構(以下、JICA)が実施する課題別研修「母子栄養改善」コースの受入をおこなっています。

このコースは国際的行動枠組みである「栄養改善拡充イニシアティブ-Scaling Up Nutrition (SUN)」の参加国の母子保健、地域保健、栄養改善に関わるアジア・アフリカ諸国の中央政府及び地方自治体の行政官を日本に招聘し、母子栄養改善強化を行うことを目的としています。これまでは海外からの研修生を坂戸キャンパスに招聘し、「対面」にて研修を実施していましたが、本年度は新型コロナウィルス感染拡大によりオンラインでの実施となりました。

本年度、本学に依頼されたテーマは‘Nutrition Under the emergency’(緊急下の栄養)。「災害栄養」を自らの研究テーマの一つにされている公衆栄養学の久保彰子准教授が行政管理栄養士として複数の被災地支援での実務経験に基づき、9カ国19名の中央政府及び州・郡レベルの行政で母子栄養の政策策定・実施に関わる担当官への講義を行うことになりました。

今回はオンライン研修であるため、7月25日(月)にまず久保先生の講義ビデオの収録を研修の委託団体である益財団法人 ジョイセフ(JOICFP)と共に実施しました。

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世界機構リスク・インデックス(2020年度版)によると、日本は世界の中でも最も災害リスクの高い国となっており、日本の災害支援に関する経験は国際的にも非常に関心の高い分野となっています。特に栄養や保健分野においては、災害時にどのように必要な栄養・衛生環境を確保していくのかというのが課題として認識されており、イギリスなどでは緊急下の栄養を学ぶ大学院の専門コースなども設置されています。

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▲実際に被災地でなされる管理栄養士による提供栄養改善事例

今回の研修参加国には、インドネシア、モザンビーク、セネガルのように津波や集中豪雨による災害を過去に経験した国からの参加者もあり、自身の経験と日本の経験の良い意見交換がなさせることも期待されます。8月19日(金)には9カ国19名の参加者とオンラインによる意見交換・質疑応答が予定されております。そちらの様子もまた引き続き学園HPでお届けしていきます。

女子栄養大学の国際交流の活動詳細はこちら



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