2022.10.19
学園
【国際交流】オーストラリアの提携校カーティン大学と交流授業を実施
On Friday, October 7th, KNU organized a student exchange program with Curtin University, our partner university in Western Australia.
The event was planned and conducted by A/Prof. Masaharu Kagawa of the Institute of Nutrition Sciences. The theme of the class was “Sustainability around the SDG's", especially introducing and asking each other questions about plant-based meat alternatives, packaging, and recycling.
▲写真は、共通特論XVI(栄養学の背景に関する英語による講義)の様子。写真左(男性)が香川雅春准教授。スクリーンに映っているのがカーティン大学の学生。
女子栄養大学では、毎年共通特論XVI(栄養学の背景に関する英語による講義)にてオムニバス形式で学内の様々な教員による英語の講義を学部生向けに実施しています。10月7日(金)はその1コマを使用し、西オーストラリアにある本学の提携校、カーティン大学の授業とオンラインで繋ぎ、学生交流を実施しました。授業では「SDG’sを軸にした持続可能性について」をテーマにし、特に植物由来の代替肉、パッケージング、リサイクルなどの日本とオーストラリアの現状について、お互いに紹介と質問をし合いました。
授業はカーティン大学の卒業生で客員准教授でもある、栄養科学研究所の香川雅春准教授によって計画・担当されました。カーティン大学からはDr. Anthony James、Dr. Katya Clark、A/Prof. Ryu Takechiの3名の教員が参加し、本学とカーティンと合わせて約20名の学生が参加しました。
カーティン大学と女子栄養大学は、本学の海外提携校の中で最も早い1994年に包括的学術連携の了解覚書(Memorandum of Understanding)を締結しました。過去にはカーティン大学内にアカデミックオフィスを構え、本学卒業生がカーティン大学で大学院に進学したほか、新型コロナウイルス感染症が発生するまでは例年3月に「オーストラリア栄養学・英語研修」として本学の学生がカーティン大学に短期留学を実施していました。またカーティン大学からも、公衆衛生学部の学生が2年に1度の頻度でジャパンツアーを実施し、本学を訪問するという交流を実施してきました。今回のオンラインを活用した交流は、新型コロナウイルス感染拡大後初めてとなる3年ぶりの学生交流の機会となりました。
カーティン大学
授業では、大豆など植物由来の代替肉について、価格はまだ通常の肉と比べて高価ではあるものの、スーパーには代替肉の商品だけの棚のセクションがあるなど社会に少しずつ浸透している状況や、国や西豪州でプラスチックバッグやプラスチック製の蓋やストローなどの配布を禁止してプラスチックごみを削減しようとしていること、そしてゴミ袋の削減のために生ごみなどは堆肥にするためにコンポストビンを支給するようにしている町もあるとの紹介がカーティン大学の学生からされました。一方、本学の学生からも昆虫食が注目を浴びてきていることや昆虫の自動販売機が設置されていることについての紹介のほか、エコバックの活用やプラスチックごみと食品ロス両方の削減につながる「ライスレジン」と呼ばれる食べることができないお米を活用したバイオマスプラスチックを日本の企業が開発していること、そして既存の商品であるカップヌードルの蓋のデザインを見直したことで年間33トンものプラスチックごみの削減につながっている事例などが紹介されました。お互いの紹介に対して質問も出され、多くの学びの機会となりました。授業後には多くの学生から「楽しかった」という感想も聞かれ、本学の学生に取ってもとても充実した時間を過ごせた様子が伺えました。
香川准教授が所属している栄養科学研究所と女子栄養大学の国際交流課は、コロナ禍で海外への移動が制限される中、これからも積極的にICTを活用した海外の学生との交流を推進していきます。
女子栄養大学の国際交流の活動詳細はこちら
栄養科学研究所の国際交流活動はこちら
The event was planned and conducted by A/Prof. Masaharu Kagawa of the Institute of Nutrition Sciences. The theme of the class was “Sustainability around the SDG's", especially introducing and asking each other questions about plant-based meat alternatives, packaging, and recycling.
▲写真は、共通特論XVI(栄養学の背景に関する英語による講義)の様子。写真左(男性)が香川雅春准教授。スクリーンに映っているのがカーティン大学の学生。
女子栄養大学では、毎年共通特論XVI(栄養学の背景に関する英語による講義)にてオムニバス形式で学内の様々な教員による英語の講義を学部生向けに実施しています。10月7日(金)はその1コマを使用し、西オーストラリアにある本学の提携校、カーティン大学の授業とオンラインで繋ぎ、学生交流を実施しました。授業では「SDG’sを軸にした持続可能性について」をテーマにし、特に植物由来の代替肉、パッケージング、リサイクルなどの日本とオーストラリアの現状について、お互いに紹介と質問をし合いました。
授業はカーティン大学の卒業生で客員准教授でもある、栄養科学研究所の香川雅春准教授によって計画・担当されました。カーティン大学からはDr. Anthony James、Dr. Katya Clark、A/Prof. Ryu Takechiの3名の教員が参加し、本学とカーティンと合わせて約20名の学生が参加しました。
カーティン大学と女子栄養大学は、本学の海外提携校の中で最も早い1994年に包括的学術連携の了解覚書(Memorandum of Understanding)を締結しました。過去にはカーティン大学内にアカデミックオフィスを構え、本学卒業生がカーティン大学で大学院に進学したほか、新型コロナウイルス感染症が発生するまでは例年3月に「オーストラリア栄養学・英語研修」として本学の学生がカーティン大学に短期留学を実施していました。またカーティン大学からも、公衆衛生学部の学生が2年に1度の頻度でジャパンツアーを実施し、本学を訪問するという交流を実施してきました。今回のオンラインを活用した交流は、新型コロナウイルス感染拡大後初めてとなる3年ぶりの学生交流の機会となりました。
カーティン大学
授業では、大豆など植物由来の代替肉について、価格はまだ通常の肉と比べて高価ではあるものの、スーパーには代替肉の商品だけの棚のセクションがあるなど社会に少しずつ浸透している状況や、国や西豪州でプラスチックバッグやプラスチック製の蓋やストローなどの配布を禁止してプラスチックごみを削減しようとしていること、そしてゴミ袋の削減のために生ごみなどは堆肥にするためにコンポストビンを支給するようにしている町もあるとの紹介がカーティン大学の学生からされました。一方、本学の学生からも昆虫食が注目を浴びてきていることや昆虫の自動販売機が設置されていることについての紹介のほか、エコバックの活用やプラスチックごみと食品ロス両方の削減につながる「ライスレジン」と呼ばれる食べることができないお米を活用したバイオマスプラスチックを日本の企業が開発していること、そして既存の商品であるカップヌードルの蓋のデザインを見直したことで年間33トンものプラスチックごみの削減につながっている事例などが紹介されました。お互いの紹介に対して質問も出され、多くの学びの機会となりました。授業後には多くの学生から「楽しかった」という感想も聞かれ、本学の学生に取ってもとても充実した時間を過ごせた様子が伺えました。
香川准教授が所属している栄養科学研究所と女子栄養大学の国際交流課は、コロナ禍で海外への移動が制限される中、これからも積極的にICTを活用した海外の学生との交流を推進していきます。
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