女子栄養大学・女子栄養大学短期大学部
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本学佐藤理恵子助教が桶川市スポーツ少年団「スポーツ・健康に関する研修会」で講演

12月11日(土)、桶川市役所の会議室にて、令和3年度桶川市スポーツ少年団「スポーツ・健康に関する研修会」が開催され、本学佐藤理恵子助教(給食・栄養管理研究室)が「スポーツ栄養学、強くなる小学生の食事戦略~旬の食材を使った、身体を作る献立作成~」の演題で、講演(約60分)を行いました。
冒頭、大学の紹介をしたうえで、本日の講演内容は2点、「スポーツをする子どもたちの食事の役割」と「身体を作る献立作成」であると説明しました。

桶川①

桶川②

佐藤助教は、講演の中で、スポーツに必要な能力の発達について触れ、スポーツをする子どもたちの食事の役割を説明し「①主食、②主菜、③副菜、④牛乳・乳製品、⑤果物」を毎食そろえることによって、必要なエネルギーと栄養素をとることができることを具体の食材を紹介しながら、栄養の役割とともに解説しました。

桶川③

桶川④

また、年代別による骨量の変化やカルシウムの蓄積量と吸収率についてもグラフで分かりやすく説明し、骨の材料となるカルシウムを食事でとることの大切さを年代別のカルシウム推奨量を示しながら解説し、骨に大切な栄養素であるビタミンD、ビタミンKが多く含む食品についても紹介しました。
そして、スポーツをする小学生にとって大切な栄養素の一つが「鉄」であることも説明し、鉄を摂取するための食品についても紹介しました。

「身体を作る献立作成」では、献立作成時の工夫点について、11の項目ごとに丁寧に解説し、また小学生のスポーツ夏合宿時の食事についても、実際の献立例について、写真を使って紹介しました。そして、成長期の過ごし方、よく動き、よく食べ、よく寝ることがポイントで、これにより日々のコンディショニングが整い、そしてからだが作られる、この毎日のサイクルが大切であることを強調しました。

桶川⑤

桶川⑥

桶川⑦

桶川市とは、2021年7月に包括連携に関する協定を締結し、今回が初めての連携事業となりましたが、当日は、スポーツ少年団に所属する児童の保護者、約30名の皆様が参加され、メモを取りながら熱心に受講していました。