女子栄養大学・女子栄養大学短期大学部
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東京栄養サミット2021のサイドイベントに本学教員や学生が参加

東京栄養サミット2021の農林水産省主催サイドイベントとして、12月8日(水)8時30分~10時、「誰一人取り残さないための食育の推進~食行動変容を促す食育のポピュレーションアプローチ」をテーマにしたセッションが開催されました。このセッションの座長を、本学大学院研究科長の武見ゆかり教授が務め、冒頭、第4次食育推進基本計画における社会的に脆弱な立場の人々へのアプローチについて、コロナ禍の食行動の変化も踏まえて、話題提供を行いました。

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続いて、クックパッドの小竹貴子さんからはコロナ禍における食卓の変化についての話題提供がありました。また、社会的に脆弱な立場の人々へのアプローチとして、特に影響を受けやすい子どもたちの食生活に関して、新潟県立大学の村山伸子教授から、地域ぐるみの食育活動の実際について、福井県小浜市の御食国(みつけくに)若狭おばま食文化館の中田典子館長から、オンラインでそれぞれ話題提供があり、その後、参加者も交えたディスカッションが行われました。

今回のセッションは、若い世代が参加する形式で開催されることとなり、司会を本学栄養学部実践栄養学科4年の阿部知紗 2

メイン会場と地方のパネリストの方々をオンラインでつなぎ、さらにサブ会場の参加者も交えてのディスカッションを進めるなど、難しい進行でしたが、阿部さんは、最後まで、落ち着いて、丁寧に、進行を行っていました。

▼司会する阿部さん。You Tubeでのライブ配信なので、全国どこからも視聴可能
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サブ会場からは、本学の大学院生や留学生たちが参加し、発言も行いました。

▼コロナ禍の大学生の実態について発言する大学院生の髙野さん(大学院修士課程1年)
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▼自国の状況や取組の可能性について発言する本学の留学生たち
インドネシア出身のアクリムさん(大学院修士課程2年)
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ベトナム出身のヒエンさん(大学院修士課程2年) マレーシア出身のリンさん(大学院修士課程1年)
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また、12月8日(水)15:30-17:00開催のWHOと厚生労働省共催イベント「国際的な減塩の推進」において、本学の武見ゆかり教授がスピーカーとして、日本における減塩の取組について、食環境整備を中心に話題提供を行いました。ブラジル、スリランカ、イギリス、WHOから減塩の取組について話題提供があり、その後、ディスカッションが行われました。

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このセッションのモデレーターを務めた西田千鶴氏は、本学大学院客員教授であり、本学大学院にて博士(栄養学)の学位を取得した国際的に活躍する栄養の専門家です。

戦後の栄養不良を乗り越え、健康長寿社会を築いてきた日本において、本学は、1933年の創立以来、「食により人間の健康の維持・改善を図る」の建学の精神のもと、栄養学の理論と実践を追求してきました。東京栄養サミット2021の開催を契機に、本学は、持続な可能な食と社会の実現に向けて、改めてこれまでの本学の栄養学の歩みを誰にでもわかりやすい形にして発信するとともに、栄養学のさらなる探求を深め、その成果を発信していきます。