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本学食文化栄養学科教員が順天高等学校Global Weekで「世界の食」を話題提供

本学の食文化栄養学科では、異文化の生活様式、食生活、価値観などの実際を知り、多様性への理解を深めるため、「国際理解論」の授業を開講しています。その授業を担当している衛藤久美准教授が、都内の順天高等学校のGlobal Week 2021(11月15日~19日に開催)において、『世界の「食」をのぞいてみよう』というテーマで話題提供を行いました。

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順天高等学校が開催するGlobal Week 2021は、生徒と共有したい話題を持つ研究者が来校して、興味を持つ希望生徒と話題を共有するもので、今年は、「立場を超えて互いに学びあう1週間」のスローガンのもと、70組の話題提供者から5日間にわたって話題共有がありました。
▶今年度のトピック(話題)はこちらの「ガイドブック2021」から>>>【PDF】


衛藤先生のトピック紹介は以下の内容です。
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世界には様々な食べ物や食べ方があります。このトピックでは、世界の人々の食事や「フードガイド」(何を食べたらよいかをイラストで示したもの)について、写真やイラストを交えてご紹介します。さらに、自分の食生活の振り返りを通して、世界の食と自分の食のつながりについて考えていきます。
栄養や食文化に興味がある方、食べるのや料理が好きな方はぜひご参加ください。
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当日、参加してくれたのは生徒24名、教職員2名でした。

世界の人々の食事の様子を写真で紹介し、どこの国かをあてる問題では、初めて名前を聞く国だったり、その国は知っていても食事の内容までは知らなかったり、様々な気づきがあったようです。

また、世界のフードガイドでは、各国の形やイラストがわかりやすいという声や、食品の違いや推奨されている食品の特徴がわかったという声、また日本のコマのデザインがユニークという声も聞かれました。

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このほか、日本の食料自給率の低さや、世界の食品廃棄量の多さに、驚いた生徒たちもいました。限りある食料資源を無駄なく大切に利用していくことは、今後の食料問題を人々の暮らしや健康の観点から考える上で重要です。

また、事前課題は、3日間の朝食の食事日記でした。自身の食事を振り返って、偏りがあることに気づいた生徒、主食・主菜・副菜の揃うバランスのとれた食事を作ってくれている親に感謝している生徒、反応は様々でした。

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〈授業風景〉
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今回、初めて、本学の食文化栄養学科の教員が順天高等学校のGlobal Week 2021に参加しましたが、生徒の皆さんの反応は新鮮で、これからの社会を担っていく方々と、日本の食事、そして世界の食事についての共有を、もっともっと広げていきたいと考えています。

Global Weekにお声かけいただいた順天高等学校の皆さん、参加してくれた生徒の皆さん、ありがとうございました。