女子栄養大学・女子栄養大学短期大学部
学校法人香川栄養学園
女子栄養大学大学院
香川調理製菓専門学校
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「第51回駒込祭・第46回作品展」実施報告

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2021年11月6日(土)・7日(日)、駒込キャンパスで開催した「第51回駒込祭・第46回作品展」は、新型コロナウイルス感染症拡大防止に配慮して密を避ける分散登校を行い、在学生だけが参加する形で実施しました。両日とも天気にも恵まれ、教職員指導のもと、駒込祭実行委員会メンバーに加え教職員が一丸となって協力し合って無事終了となりました。

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通常開催だった一昨年には地域の皆さまや外部の団体の方々にも参加いただき、2日間で3,600名を超える来場者があったほど、例年小さいお子さまからご高齢の方まで多くの皆さまが楽しみにされている駒込祭・作品展。コロナ禍で昨年は開催そのものを中止しましたが、今年は来場者をお迎えしない形での開催となり、ぎりぎりまで知恵を絞った、工夫がいっぱいの内容となりました。


【第51回 駒込祭】


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女子栄養大学短期大学部が開催する駒込祭のテーマは例年1つですが、今年は以下のように4つのテーマに沿って各チームイベントを実施しました。各学年・クラスそれぞれ10名からなる駒込祭実行委員80名が、チームイベンごとに1・2年生混合20名に分かれて企画・運営を行いました。参加する短大生の皆さんは、2日間午前と午後2時間ごとの4パターンの分散登校を行い、運営にあたる実行委員も各チーム内で担当メンバーを入れ替えるなどして、感染対策にも十分な配慮を行いました。下の写真に写っているお揃いのTシャツを着ている後ろ姿が駒込祭実行委員です。

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☆各チームイベント
①『#食しか勝たん』 食品のグラム当てクイズ大会
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チーム「スマイル☺」の企画は、持って触れて・・・ができないコロナ禍ならではのクイズです。用意された野菜や果物など食品を見るだけの≪グラム当て≫に挑戦。大当たりを出して学園オリジナルグッズを手に入れた方は何人いたのかな?

②『箸から彩り豊かな色卓へ』 箸置きづくり
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チーム「ちゅうちゃん✨」の企画は、箸置き作り。一般的に箸置きが使われるようになったのは明治時代以降と言われているそうです。オリジナルの箸置きを作って毎日の食卓に華やかな輝きを1つ加えてはいかがでしょう! 感染対策としてシールドを設け、入口で両手を消毒しゴム手袋をつけてもらって実施しました。

③『4つの彩色~輝け栄短生~
衛生を徹底しコロナを壊そう☆We are win☆』 実験のデモストレーション(クイズあり)
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チーム「ガンマ」の企画は、見て・触って・聞いて、一緒に食品と化学の不思議を体験しませんか? というもの。食べ物に熱が加わり、色が変化するのも、焦げ目がつくのも、レモンが酸っぱく感じるのも、バターが固まるのも、水と油が分離するのも、様々な化学反応が起こす現象です。なぜそれが起きるのか?クイズを交えて、さあ実験!写真左はスクリーン手前の短大生が生クリーム入りの筒を振ってバターづくりに挑戦中です。

④『季節を感じようfeeling season~健康への近道~』 テーブルコーディネート
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チーム「ベータ」の企画は、おもてなしの気持ちを込めながら豊かな食卓空間をつくるテーブルをコーディネートとクイズ大会。写真左は、洋食のコーディネートです。写真右は、実行委員(右の2人)が用意したカット野菜を1日の摂取量350g分ボールに入れてもらうクイズに挑戦してもらったところ、奥は250g、手前は惜しくも328gでした。

☆お弁当コンクール「my おべんとう」
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自分でつくった「my おべんとう」を撮影して応募する形の短大生全員参加イベントです。応募134点から選出された30点を企画担当の1年生実行委員が掲示。来場した学生が受付(写真左)で受け取ったシールを、写真右で選んだ作品に貼って投票しました。2日間の駒込祭終了間際、シールの数が多かった上位3点が下の写真です。なお最終結果は現在、短期大学部教務学生課の掲示板で発表されています。

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☆短大部保護者用イベント≪駒込祭公開講座:保護者のための就職講座(オンライン)≫

第1部…親世代とは違う今の就活(講師:西村明希子)
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大学・栄養学部1・2・3年生『キャリア講座』も担当しているTBS「スポーツチャンネル」初代キャスターの西村明希子講師が、「最近の就職事情」「就活を成功させるために最も必要な力は?」「保護者としてできること+大切にしたいこと」など、短大部在校生の保護者が持つ疑問や心配事解決に向けて講演を行いました。講演後は、事前申込みでオンライン講座に参加した保護者からの質問を受ける場面も。鈴木直人・駒込教務学生部付部長が司会進行を務めました。

第2部…卒業生に聞く! 栄養士の仕事
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特別養護老人ホーム内厨房で栄養士兼責任者として勤務する受託給食会社入社3年目の2017年度卒業生と、保育園の栄養士として勤務する入職3年目の2018年度卒業生が、現在の業務や職場の様子、仕事に就いた経緯(就職活動)などを交えて自己紹介。その後はシンポジウム形式で、長田早苗准教授(写真右・短大部 給食管理研究室)が二人を論者に報告や意見発表を行いました。右の写真は配信をオンラインで受診中のPC画面です。

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今回、総勢80名の駒込祭実行委員が準備・運営・撤収まで教職員と協力し合って駒込祭開催に奔走。このうち1年生は企画・広報・衛生・備品・庶務も担当し、各責任者・副責任者が中心となって作業を進めました。2年生のある実行委員は「昨年は中止になって残念でした。今年は急遽決まったスケジュールのなか準備が一番大変でしたが、今は達成感でいっぱいです」と、心から楽しめたようです。来年こそは駒込キャンパスに一般の来場者の皆さまをお迎えし、例年通りの通常開催ができるよう、楽しみにしています。

【第46回作品展】


香川調理製菓専門学校が開催する作品展では、コロナ禍で外部からの来場者はお迎えせず、感染防止対策を徹底する中、実技課題を発表して教職員と生徒が審査・投票するコンクール形式とするなど、工夫を凝らした開催となりました。

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上左の写真は専門学校開催「作品展」の案内ポスター。右の写真は1日目に製菓科の実習で「作品展」開催の挨拶を行う古川瑞雄校長。

◆調理マイスター科・調理師科「調理実技課題の発表」
調理師科・調理マイスター科は各クラス2グループに分かれ、3つの調理実習室で、2日間、午前と午後に分けて、日本・西洋・中国料理の各課題について腕を競い合いました。調理中の衛生管理や効率性は教員が評価し、感染対策のため仕上がった料理の試食は行わず、評価基準に沿って教職員と生徒が審査・投票。8つのグループ別で1位と2位を表彰しました(副賞付)。

<調理師科・調理マイスター科1年生>
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課題は片付け含み50分間で作業。一番下の写真がC1・2グループで第1位の作品です。

<調理マイスター科2年生>
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課題は片付け含み90分間で作業。一番下の写真がM2②グループで第1位の作品です。


◆〖先行開催〗調理マイスター科・調理師科≪作品展「実習と食育イベント」≫

例年、親子で参加できる体験イベントとして人気の「食育教室」を、授業の一環として11月3・4日に先行して実施。生徒代表の調理マイスター科2年生が食育インストラクター特別講師としてデモンストレーション(写真・上段左)を行った後は、食育教室さながら教職員をお客様役にして、野菜の切り方や骨付き鶏肉のさばき方など、食育実習履修の生徒が手取り足取り教えながら「親子丼とみそ汁」の実習となりました。

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◆製菓科
製菓科は作品展示を実施するとともに、2日に分けて2クラスずつ洋菓子実習「エッグベネディクト」と製パン実習「マリトッツォ」の体験を行いました。

≪作品展示≫
展示会場には、シュガー細工・マジパン細工・パン細工・ジャパンケーキショー出品作品(ジュニア/マジパン仕上げ部門銅賞含む)が並べられました。今回初めて投票が行われたのは、中央の大きなテーブルに並べられた「ウエディングケーキ」12作品で、見事1位に輝いたのが写真・最上段右の作品でした。

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≪実習≫
普段の授業で取り組めない実習体験を行いました。洋菓子実習では、ジャパンケーキショーで銀賞を受賞した葭川祐介先生の作品に挑戦する「エッグベネディクト」に、製パン実習ではブリオッシュ生地にたっぷりの生クリームを挟むイタリア発祥の伝統的な菓子「マリトッツォ」にブルーベリーをアレンジしたものに、それぞれ挑戦しました。

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なお、専門学校「作品展」の模様は後日、一部の動画を専門学校保護者の皆さまに向けて限定公開する予定で現在、作成中です。ご視聴いただける準備ができましたら、改めてご案内します。