【学部学生の保護者の皆様】令和2年度の授業ならびに本学の感染防止対策について（お知らせとお願い）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　女子栄養大学
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　学　長　　　　香川　明夫
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　栄養学部長　　石田　裕美

日頃より、本学の教育研究にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。

新学期の時期を迎えてはおりますが、この度の新型コロナウィルスの感染拡大により、本学では入学式、新学期ガイダンス等多くの行事を取りやめ、授業開始を延期しております。また、3月2日より学生の皆さんの学内への入講を制限し、現在に至っております。
新入生ならびに在学生の保護者の皆様には大きなご心配をおかけしていることと存じます。

2月以来、学園本部に新型コロナ対策本部を設置し、学長を中心として感染防止対策と授業運営方法について検討してまいりました。しかし状況の変化により、再三の計画の変更を余儀なくされております。そのため、変更のお知らせを繰り返してまいりました。
感染が拡大しつつある状況を鑑み、当面は登校する対面式授業は行わず、Web等を用いて一部授業を開始することとしました。しばらくは在宅にて学修していただくことになります。これらを含め、今後の方針を別紙（PDF）の通りお知らせ申し上げます。

なお学生の皆さんには、大学からのメールで、すでに何度か日程変更のお知らせを行っています。また、相互通信の確認を先週から試行し、オンライン授業対応環境の確認を行っています。その結果を踏まえ、オンラインのガイダンスや授業を開始する予定です。念のため、お嬢様に、大学との双方向の通信が開通しているかの確認をお願いいたします。

おりしも、政府は7都府県に1か月程度の緊急事態宣言を発令いたしました。坂戸キャンパスのある埼玉県も対象区域であり、多くの学生の皆さんの居住地を含みます。大学を含む教育機関も休止の対象となります。先にお示しした通り、この間、在宅での課題学習型授業を開始し、在宅での学生の皆様の取り組み状況を確認しつつ、緩やかにオンライン授業に移行していく方針です。
大学での学修はキャンパス外でも多くの活動があります。資格取得に必要な学外実習、研究活動でのフィールドワーク等もあります。これらにつきましても文部科学省、厚生労働省などの方針に沿って、学生の皆さんの安全を第一とし、運営していく所存です。こうした危機的状況の中で、学生の皆さんも不安な日々を過ごしているものと思いますが、そうした気持ちに寄り添いながら、一人一人が自分の行動に責任を持ち、今できうることを精一杯やり遂げていただけるよう、支援してまいります。

今後も感染状況や政府の方針などを慎重にふまえつつ、対面式授業が再開できる可能性を模索してまいりますが、楽観視はできません。夏休みや後期授業の再編も視野に入れ、学生の皆さんの学修を確保していく予定です。情報は大学ホームページにも掲載してまいりますので、ご確認いただけますようお願いいたします。
教職員も毎日の検温と体調管理、学内の消毒と“３密”回避策を講じており、一丸となって学生の皆様を安全にお迎えできる準備をしております。
以上、大学の対策をご報告するとともに、引き続きご理解とご支援をくださいますよう、改めてお願い申し上げます。

●別紙　授業の方針と日程案について（4月6日現在)（PDF）