2020.08.12
短期大学部のいまのキャンパス風景
短期大学部では、オンライン授業に加え、6月15日から、対面授業を開始しました。
対面授業は、対面でなくてはできない実験・実習科目についてのみ実施するもので、感染防止対策に十二分に配慮しながら、授業の準備を進め、実施してきました。対面授業の開始以降も、新型コロナウィルス感染症拡大の状況が収まる様子はなく、通常と大きく異なる環境下で、緊張した日々が続きました。
この間、コロナ禍での様々な課題や困難に向き合いながら、学内での感染防止対策の徹底についての話し合いを重ね、なにより、学生の皆さんの健康と安全を守り、限られた対面での学修の機会を大切に過ごせるよう、慎重に教育活動の実施に取り組んできました。
感染防止対策は、健康観察記録のチェック、マスク着用や手指の消毒、学内や教室内でのソーシャルディスタンスの様々な工夫、こまめな換気の実施等、実際の実験・実習ごとの対面授業の様子や学内での学生の動きの具体をイメージし、確認して、様々な対策を講じてきました。
しかし、最近の都内感染者数の急激な増加により、登校時等の感染のリスクを考慮し、現在は、全ての科目を対面授業からオンライン授業へ切り替え、4月当初から開講ができなかった科目に対応できるよう、8月も授業を実施していきます。
今年は、夏休みも限られた期間となりますが、在校生、教職員共に力をあわせ、健康管理に留意し、「新しい生活様式」に沿った授業の実施や学生生活に取り組んでいくことになります。
1か月半の対面授業を終えて
女子栄養大学短期大学部 副学長
廣末 トシ子 先生
新型コロナ感染症に翻弄され続け、気づけば早くも8月。通常であれば、前期の終了時期です。1年生も2年生も、登校日が限られ、講義科目に関してはほぼオンライン授業と、自身を律し続けてくれたことに感謝します。2年生は1年次で通常授業を受けた経験があるものの、さぞ緊張感のある日々だったことでしょう。1年生は楽しみにしていた通常の大学生活を経験することができず、残念に思われていることでしょう。教職員も同じ思いです。この厳しい状況を乗り越え、皆さんが安心して学生生活を送れることを心から願っています。人生、無駄な経験はありません。今置かれた状況を各自、自分のためと思い、今できること、するべきことに力を注ぎ、できたことを大切に受け止められるよう、気持ちを新たに取り組んでいきましょう。
今年は、オープンキャンパスもWEB上での実施になっています。ただし、本短期大学部への進学を希望する高校生の方々には、8月の平日並びに土日・休日、完全予約制で個別型の学校見学を受け付けています。キャンパス内に入構の際には、検温、マスクの着用、設置されているアルコールでの手指消毒などにご協力いただいての実施となっています。
現在は、授業が実施されていませんので、研究室のゼミの紹介や、前期のオンライン授業で学生が取り組んだ教材づくりの作品の掲示などを通して、活動の様子を伝えています。
来学される高校生の皆さんへ ~女子栄養大学短期大学部の魅力~
女子栄養大学短期大学部長
三好 恵子 先生
本学が目指しているのは、「食」により人々の暮らしに寄り添い、健康をサポートできる栄養士の育成です。2年間で栄養士免許を取得できるカリキュラムが整えられています。そこには、確かな食事の実践力を身に付けるためのきめ細かな技術指導と一人ひとりの能力を生かす教育の工夫がたくさんあります。大学に編入し、さらに学び続けることもできます。
栄養士はもちろん、なりたい自分になれる。ここでの2年間の学びは、一人ひとりの可能性を最大限に伸ばす学びです。それが、本学の学びの大きな魅力になっています。
(オンライン授業での教材づくりや研究室ゼミの紹介の掲示の様子)