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第2回 香川芳子学術奨励賞授賞式、受賞講演会

10月25日(土)に坂戸校舎12501教室において、第2回香川芳子学術奨励賞の授賞式と受賞講演会が、卒業生と在校生、教職員を合わせて約200名の出席者の下で開催されました。

自薦あるいは所属先施設長から推薦された応募者の中から、学術奨励賞選考委員会において受賞者を選出し、検査技師課程委員会と常任理事会の承認を経て決定されました。

第2回の受賞者は佐藤照子氏で、受賞題目は「大学病院への栄養サポートチームの導入とその発展」です。佐藤さんは本学臨床検査技師コースの第2回卒業生で、臨床検査技師と管理栄養士の両資格を取得されていて、本学では特別講師として臨床栄養活動論の講義も担当されています。現在は北里大学病院の栄養部科長として栄養管理を中心に活躍されており、これまで院内に全科型栄養サポートチーム(NST)の導入当初より中核的な立場でその構築に携わって来られました。

この間、腎疾患患者さんや透析患者さんの栄養指導に関する様々な研究をされ、学術論文や学会報告などを通して数多くの成果を発表し、また最近では栄養士の病棟常駐化にも力を注いでおられます。

授賞式では、記念の表彰楯と賞金が手渡された後、香川芳子学長から臨床検査技師コースを本学に導入した経緯についてのお話がありました。講演では、医療の現場におけるNST活動の重要性に関する話に加えて、女子栄養大学の出身者であることを礎にした活動の広がり、研究発表や抄読会の重要性、適切なデータ管理や統計処理・解析が正しい評価に必須であることなど、普段聞くことのできない大変に有益な話を拝聴することができました。

講演の後半には、最近導入されたニュークックチルドシステムの利点や改良点などについても苦労話を交えてご紹介いただきました。このように、学生を始めとして出席者全員が感銘を受けた大変に素晴らしい内容に対して、会場からは大喝采が起こりました。以上のように、第2回香川芳子学術奨励賞の授賞式と受賞講演会が成功裏に終了いたしました。

左:佐藤照子氏 右:香川芳子学長

左:佐藤照子氏 右:香川芳子学長