- 栄養学部 保健栄養学科 保健養護専攻
学科の概要
4 年間のステップ
1年次養護教諭に必要な基本知識と技術を学ぶ
初年次教育演習 保健室訪問発表
保健室訪問の様子をグループで発表し合い、プレゼンテーション能力を養うとともに保健室経営の実態を把握します。またICT の活用や、文献検索、情報検索の手法についても学びます。
感染制御学実習
微生物の取り扱い技術を修得します。自己常在菌( 鼻腔、口腔、便)を分離培養し、検出菌の特徴を調べ、ヒトと微生物の共存とその意味を学びます。また、薬用石鹸などを用いた手指消毒効果についても理解し感染症対策を学びます。
教育方法及び技術(ICT の活用を含む)
子どもたちの資質・能力を育成するための教育の方法と技術をはじめ、情報機器や教材を活用するための基礎的な知識・技能を身につけます。科目担当者の実務経験を活かした授業内容です。
基礎調理学実習
食品や調理手法ごとの特徴を理解しながら、調理方法や衛生管理、器具の使い方など、調理の基礎技術を実習します。健康的で嗜好的
に望ましい日常の食事を安全に作るための技術を身につけます。
1 年次の時間割モデル
[前期]
[後期]
<1 限目>9 : 10〜10 : 50 <2 限目>11 : 00〜12 : 40 <3 限目>13 : 30〜15 : 10 <4 限目>15 : 20〜17 : 00 <5 限目>17 : 10〜18 : 50
2年次養護教諭の具体的な役割を理解する
保健科教育法Ⅱ
保健教育とは何かを学び、学習指導要領解説を基に目標や内容などについて理解します。実際に学習指導案を作成し、模擬授業を行い、自己評価、他者評価を通して実践的な指導力を身につけます。
長期学校体験実習指導
長期学校体験実習は自転車で学校に出向くため、道路交通法や自転車の安全な乗り方、危険予測訓練についてタブレット端末を用いGoogle Earth を活用しながらグループ学習します。
生涯スポーツ演習
児童生徒の体力運動能力の現状と、学校および行政・地域による健康づくりの取り組みについて学習。通常の体育授業に支障がある児童生徒の発育・発達を支援する運動方法を実践的に学びます。
学校救急看護学実習
受講者全員が養護教諭役、子ども役となり、実践的な看護ケアを体験します。養護実習や看護学臨床実習に対応した看護技術の基礎を学び、養護教諭になるために必要な基礎能力を培います。
3年次実習・演習を通して実践力を養う
ヘルスカウンセリング
ヘルスアセスメント(フィジカルアセスメント、心理・社会的アセスメント・生活習慣アセスメント)や、カウンセリング的な対応、救急処置的な対応など、心身両面への対応が行えるようにします。
養護実習指導
現役養護教諭などの特別講師を招き、実際の事例を聞きながら、保健室で必要な救急救命などを想定して体験的に学びます。さらに、模擬健康診断で検査・測定の実技も習得します。
養護実習・教育実習
養護実習では、養護教諭の職務を実践の場で学びます。具体的には救急処置、健康相談、健康診断、保健指導などです。教育実習では、実際に授業を行うことで教科教育の指導法や学級経営、生徒指導を学びます。
[ 養護実習]
埼玉県(32 校)、東京都(7 校)、千葉県(3 校)、群馬県(4 校)、栃木県(5 校)、福島県(2校)、静岡県(3 校)、神奈川県(1 校)、宮城県(1 校)、山形県(1 校) など
[ 教育実習]
埼玉県(32 校)、東京都(6 校)、福島県(1 校)、栃木県(5 校)、山梨県(1 校)、神奈川県(1 校)、千葉県(1 校)、山形県(1 校)、群馬県(4 校) など
4年次仲間と課題を共有し解決策を考える
特別支援コーディネート
特別支援教育のコーディネーター的な役割を担う教員に必要な、各障害者に対応した支援方法および関係者の調整などについて学びます。講義ではパワーポイントのスライドや動画を用います。
教職実践演習( 養護教諭)
4 年間の学びの集大成として、これまでの学びを振り返るとともにフィールドワークなどに出向き養護教諭として不足していると考える知識・技能を補うことができるようにします。
応用調理学実習
成長時の子どもたちの食環境、食文化、食品および調理法の特徴を理解し、栄養的・嗜好的に満足を得られるための調理実習を行います。「切る」「むく」などの基礎技術や、盛り付けについても実習します。
養護実習・教育実習報告会
それぞれの実習先で得た最新の知識や自身が経験したこと、感じたことなどを全員で報告し合います。実習を通して身につけた学びや課題を仲間と共有することで、自身のさらなる成長を目指す貴重な機会です。