JOURNAL KAGAWA ヨクシル
1年次から、社会を意識する。

学びと教育

学部のキャリア支援

1年次から、社会を意識する。

 今回は大学1年生後期に開講されるキャリア講座Ⅰ(企業参加型)について紹介します。この科目では、実社会の企業が抱えている課題をテーマに、課題解決に取組みます。その過程の中で課題解決に必要な姿勢や方法論、スキルなどを身につけることができ、就職活動に向けた準備を1年次から進められる科目です。
 就職活動で必要な知識や能力を1年次から身につけられる支援により、女子栄養大学の就職率は、直近3年連続【 99 】%と高い結果を残しています。

就職活動を1年次から見据える


 この科目では、就職活動で活かせる知識や技術を身につけるとともに、毎回300文字の気づきシートに取組むことで、自身の考えを文章化・言語化する力を養います。1年次から社会を意識し、社会で必要な力を考えながら、意見を簡潔に伝えるPREP法、グループディスカッションでの役割などを、実践を交えながら学びます。
 また、実際の社会人と交流する機会を設けることで将来を具体的に捉えられるよう工夫しています。2025年度はエスビー食品株式会社様に協力いただき、「2050年の新規事業を考える」という課題に挑戦し、未来を創造しながら答えのない問題に取組む経験を得ました。

 

社会人の視点を実感する

 この科目の最大の特徴は【 企業参加型 】です。
 実社会の企業が抱える課題に対し、学生はグループで解決策を検討します。話し合った方向性を実際の社会人の方と意見交換することで、学生は自身とのギャップや視点の広さを実感できます。全14回の授業うち、課題提示・意見交換・中間報告の3回が企業との対話に充て最終プレゼンテーションとなります。
 それ以外の回では、グループワークの基本やPREP法など、伝える力の基礎を学びます。1年次から社会に直結する知識や技能に触れることで、将来を意識した時間を過ごすことができます。グループワークでは、他者との関わり方や能動的に考え行動する姿勢が身につき、主体性を高めることに繋がります。
 最終発表では、学生自身も他グループを評価することで、社会人との視点の違いを理解し、自然と視野を広げることができる科目です。

最終授業日は「自分プロジェクト宣言」

 最終授業日には、学生同士による最終プレゼンテーションの評価を発表し、社会人の評価との違いや社会で求められる視点を学びます。さらに、この授業を通して見えた自分自身について、これからの大学生生活での「自分プロジェクト宣言」という目標を全員の前で発表し、授業を締めくくります。
 最後には、原稿を見ずに時間どおりに話せるようになった学生や、人前で話すことを克服した学生もおり、大きな成長が見られた科目でした。

【最終授業の学生の気づきシートには、以下のコメントがありました。】
●他社とコミュニケーションを取りながら、主体的に考え、行動する力を身につけることができました。
●自分の得意不得意を明確にすることができ、今後の大学生活の学びや経験で生かしていきたいです。
●人に伝わる話し方や、発表の経験は、就職活動や社会でも活かすことができると思います。

本講義のメイン講師

 この科目を主に担当しているのは、外部講師である西村明希子講師です。女子栄養大学のキャリア支援に10年以上携わり、国家資格のキャリアコンサルタント資格をお持ちの講師です。過去にはアナウンサーも務め、キャスターとして延べ2万人の著名人のインタビューを行い、生放送も数多くの経験を持たれている講師です。決められた時間で相手に伝わりやすいように話す、そして、相手の言葉を瞬時に理解し対話を図るスペシャリストです。 
 今回のキャリア講座1(企業参加型)の授業においても、就職活動に活かせる知識と技術・能力を学生たちに伝え、企業からの課題にも学生たちが主体的・能動的に考えることができるように導いてくださいました。

女子栄養大学・女子栄養大学短期大学部は、2026年4月より共学化に伴い、日本栄養大学・日本栄養大学短期大学部に名称変更いたします。