JOURNAL KAGAWA ヨクシル
[KAGAWAの調理]新年を彩る「おせち料理」

学びと教育

[KAGAWAの調理]新年を彩る「おせち料理」

KAGAWAの調理は、日々の暮らしのなかで、安全でおいしい食事の提供を通して、心もカラダも元気になる、楽しみや喜びを分かち合う、心の交流の場になる、そうした創作的な総合技術として、深化し続けています。日本料理の実習では、「おせち料理」に挑戦します。

KAGAWAの調理は、文化と技術を継承する

日本のお正月の食卓を彩るおせち料理。
おせち(御節)料理とは、季節の変わり目にあたって祝事をする節日(節句)に振るまわれる料理で、そのうち一番大切な日とされるお正月の料理を指すようになりました。

おせち料理の食材には、豊作や大漁、健康長寿、子孫繁栄などの意味が込められています。様々な食材の料理を楽しむことができるのが、おせち料理の特徴です。
お正月に新しい年を祝い、家族の健康を祈りながら食べるおせち料理。目にも華やかで、新年の始まりにぴったりの料理です。

最近では、百貨店などで手に入る市販品も人気ですが、丁寧に手をかけて仕込んだおせちは、特別感も大きくなります。
香川調理製菓専門学校の日本料理の実習では、例年12月下旬に、おせち料理づくりに挑戦します。

一つひとつの料理の意味、作る工程を理解し、自分のものにしていく

実習では、2日がかりでおせち料理づくりに取り組みます。作る料理は、黒豆、栗きんとん、紅白五色なます、たたきごぼう、数の子西京漬け、錦玉子、田作り、祝いいりどり、なまこのおろし和え、伊達巻、鰤の照り焼き、カブの寒椿、紅白かまぼこです。

冬休みの宿題におせちのレポートがあります。料理のそれぞれの意味を確認して、冬休みに家で1品作ってみて、感想を自分の言葉でまとめます。

今年も健康で幸せな1年でありますように!

日本料理実習担当教員 皆田健太郎先生からのメッセージ

今年でおせち料理実習は20回目くらいになりますが、KAGAWAが誇る稲葉恭二先生から受け継いだ大切な実習です。毎年、稲葉先生に写真でチェックして頂いております。もっともっと勉強しながら、未来の生徒たちに日本が誇る和食の伝統料理であるおせちを継承していきたいと思います。
学園の未来に思いを込めて一生懸命走り続けてまいります。今年も宜しくお願い致します。