社会連携×SDGsの取り組み

地域連携による飲食店のメニュー開発の協力

地域連携による飲食店のメニュー開発の協力

2020.10.12

自治体

地域連携による飲食店のメニュー開発の協力

「あらかわ満点メニュー」は、女子栄養大学短期大学部と荒川区、区内の飲食店が連携して、区民の皆さんの健康づくりを応援するため、安くて、おいしくて、ヘルシーをコンセプトに、お店独自の味を生かしながら考案しているものです。

メニューの開発にあたって、栄養指導研究室ゼミ(指導:小澤啓子専任講師)の学生が店舗に出向き、店主さんの想いや大切にしているお店の特徴をお聞きし、メニュー分析を行うことから始めています。
2020年度は、テイクアウトメニュー「おうちで de満点」の開発協力に取り組みました。

おいしくヘルシーであることはもちろん、見た目や価格等、すべてが「満点」であるメニューを目指します。
メニュー開発は、店主さんのインタビューから始まり、様々なプロセスを繰り返し実施し、調整しながら、進めていきます。

「あらかわ満点メニュー」

~2020年度は、新たなテイクアウトメニュー「おうち de 満点」を始めました~
町の飲食店で、おいしく安く健康的なメニューが食べられたら・・・。
そんな思いで、荒川区の飲食店と大学と保健所がつながり、2006年度に開発がスタートした「あらかわ満点メニュー」。
2020年度は、新型コロナウィルス流行に伴い自宅で食事をする機会が増えていることを受けて、新たなテイクアウトメニュー「おうちで de 満点」の開発に取り組みました。

小澤啓子専任講師からのメッセージ

「あらかわ満点メニュー」に関心を持ち、入学してくる学生もいます。
専門的知識・スキルの提供はもちろんですが、学生ならではの柔軟な発想、バランス満点なメニューを開発したいという純粋な想いを大切に、店主さんの心を動かせるメニュー提案ができるよう、サポートしています。
2020年度は、コロナ禍で、学生が店舗に出向くことが難しい状況になっていますが、お店自慢の手打ち米粉パスタを取り寄せて、自宅や学校での試作、栄養計算を重ねて提案するなど、ゼミの活動としては継続して行いました。いくつかの学生考案メニューが 販売されました。区の広報番組としてケーブルテレビの撮影協力も行いました。
より多くの荒川区民の方々に活動を知っていただき、あらかわ満点メニューを味わっていただきたいと思います。