女子栄養大学短期大学部では、EIDAI栄養学を2年で都内で学び、実践力をしっかり身につけることができます。
短大での学びは2年ですが、研究室でのゼミ活動が盛んなことも、本学の学びの魅力です。11の研究室があって、自分の関心で選ぶことができ、知りたいことや学びたいことを自分らしく深めることができます。公衆衛生学研究室では、災害食ゼミの活動を行っています。
学びと教育
[短期大学部]学びの特徴⑤ 災害食ゼミの活動
災害食ゼミで、備蓄の重要性とポリ袋クッキングを学ぶ
公衆衛生学研究室(指導教員:長田斎教授)では、もしもの時に備える「食」を大切にする取り組みとして、災害食ゼミの活動を行っています。
災害時の食の備えについて学習し、具体的な実践方法としてポリ袋クッキング技術の習得とレシピ開発を行っています。
ポリ袋クッキングとは、耐熱性のポリ袋に食材を入れ、半真空状態にして、鍋で湯煎し、真空調理法と同様の効果を得た調理方法のことです。災害発生時にも普段と変わらない温かい食事をすることができます。
学校見学会で、ゼミ生と高校生がポリ袋クッキングに挑戦
短期大学部で開催しているWelcome College(学校見学会)では、本年7月、災害食ゼミの学生たちが、参加した高校生にポリ袋クッキングの説明とともに、オムレツとハヤシライスの調理のデモンストレーションを行いました。その後、高校生の皆さんには、ポリ袋クッキングを体験し、試食もしていただきました。
▲ゼミ生のサポートでポリ袋クッキングのオムレツづくりに挑戦
▲ゼミ生によるハヤシライスの作り方のデモンストレーション
▲長田教授(写真中央)による災害食の説明
毎年、駒込祭(学園祭)でゼミの活動内容を発表
毎年11月は、駒込キャンパスで学園祭が開催されます。この駒込祭で、来場の皆さんに、災害食ゼミの活動について発表しています。
これまでの発表テーマは、
- 家庭における食の備蓄の実態と改善方法
- 帰宅困難者対策としての本学の食の備え
- 豊島区の備蓄食品のアレンジレシピの開発
など様々で、私たちの生活にかかわる活動や社会連携先である自治体と協働した活動内容になっています。
今年も、11月2日(土)の駒込祭で、「災害時の食の備えとポリ袋クッキング」のテーマで発表予定です。
ご関心のある方は、ぜひ会場に足をお運びください。学生たちの姿を通して、本学の学びの特徴を実感いただくことができます。